窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

古代史を愛して

今、馳星周さんの「比ぶ者なき」を読んでおります。主人公は藤原不比等。紅ゆずるさんプレ退団公演「鎌足」の主人公・中臣鎌足の次男です。「鎌足」にも登場するようです。

私が不比等に嵌っていたのは10年以上前のことで、不比等関連の書籍もずいぶんと増えていて驚きました。

調べてみたら、当時出版された不比等絡みの本は絶版になっているものが多いですね。まあ有りがちな話ですが。黒岩重吾さんの「天風の彩王」や、いき一郎さんの「藤原不比等」はまだ販売しています。

著者名は忘れましたが「黄泉の王」というタイトルの本が不比等がホラーチックで面白かったです。

他は専門書やら研究本しかなかったので、こんなに増えて嬉しいです。ちょっとずつ読もうと思います。


「あかねさす紫の花」をキッカケに古代史に興味を持ち、「あしびきの山の雫に」から大津皇子→持統天皇→藤原不比等と関心が移っていきました。

これ言うと本名がバレそうですが、不比等関係の名前に他人とは思えないシンパシーを感じるんですよね。もちろん私は子孫でも何でもないですよ。

っても私が産まれる前に死んだ祖父は曽祖父に勘当された身とかで、先祖のことは全然分からないんですよね〜。庄屋だったってことくらい。遊ぶ金欲しさに家の山を勝手に売って勘当とか、我が祖父ながらバカじゃねーのって感じ。まあ、なんかその血が私にも流れているのは感じます。売る山はないけど(笑)。


不比等は知れば知るほど謎な人です。歴史に残る人って、名を残したい人が多いのに不比等は自分の痕跡を出来るだけ消そうとしているんですよね。何故さ?って思いますよね。不思議な人だなぁ…と、ずっと感じています。

中大兄の落胤説もありますが、真偽は不明でしょうね。おそらく何の証拠も残してはいないでしょう。鵜野讃良大后が不比等を重用したのは能力ゆえか、もしかして異母弟かもしれないからなのか…。

鵜野讃良大后ももちろん興味深い人物です。きっと大海人を愛していたのだろうけど(でなければ吉野までついて行かない)、次第に中大兄の娘である血が騒ぎ出したというか…。

嗚呼、古代史は面白いですねえ。でもどんなに研究しても、きっと真実は分からない。少なくとも私が生きているうちには解明出来ない。古代史研究の道を志さなかったのは、その辺が理由かな。

それでも藤原不比等は私の永遠の「ダーク・ヒーロー」なのです。ダークですよ、ダーク。

いつか不比等の物語を宝塚で上演されたら、誰が主演であっても観に行きたいと思います。

紫草の女S・不二子

×

非ログインユーザーとして返信する