窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

組カラーとは何ぞや

花組・ピンク、月組・黄色、雪組・緑、星組・青、宙組・紫。

っていう話ではもちろん無くて。あ、雪組が緑なのは消去法ですよね。色の系統的に緑しかなかっただけ。雪に緑全く関係ないですものね。白ってわけにもいかないし。前からずっとそこは不満でした。しょうがないけど。


以前にも書きました。「組カラーなんてトップが変われば変わる」と。

それにただのイメージですよね。花組っぽいとか月組っぽいとか。偶々ファンになった時期によって「何組っぽい」のイメージも変わる。

私が宝塚に戻った時には望海さんは既に雪組だったので、花組っぽいと言われてもサッパリ分かりません。

明日海りおさんも既に花組トップさんだったので、月組だったというのは後から知っても月組っぽさなんて分からない。

真風さんも既に宙組だったから、私のイメージの中では最初から宙組です。

逆に北翔海莉さんは下級生時代を少しだけ知っているので、星組トップのイメージはなく、それ以前の専科や宙組のイメージもない。私の中ではずっと月組。

私も組カラーの呪縛に囚われている一人ではあります。初めて観たその時のイメージに縛られている。

でも組み替えしたら、そのうちなんとなく馴染んできて(自分が、です)ずっとその組にいたように思えてくるのです。ーーそう思えない人がいつまでも「◯組っぽくない」「しょせん外様」なんて言うのかしら?

私には明日海さんは花組っぽいし、望海さんは雪組っぽい。

というか、「今の花組は明日海さんの色」「今の雪組は望海さんの色」なのです。

友人が雪組の某下級生の方に聞いた話ですが、「望海さんはもちろん自身がすごく出来る方だけど、私たち下級生にもとても親身になって教えてくださる。芸には厳しいけどものすごく優しい。自分もレベルアップしたと感じるけど、今の雪組は『望海さんの舞台のレベルを下げてはいけない。望海さんの舞台の力になりたい』という意気込みがある」だそうです。きっと望海さんに心酔してらっしゃるのでしょうね、この方。

それが事実であれ錯覚であれ、舞台の質を高めようという意識は大切です。望海さんが下級生にそう思わせているのなら、錯覚でもいいと思います。

その下級生の方にとってはやっぱり「望海さんこそが雪組」なのですよ。それはきっと他の組の下級生も同じ。

残念ながら全ての組が同じレベルではないし、人気にもバラつきはあります。仕方ありません、人気は多数決ですから。せめてレベルが同等なら良いのですが、それも難しい。トップさん自身のレベルにもバラつきはありますしね。

しかしながら、レベルも人気も「私はこのトップさんが好き」という感情の前には意味を成さないのです。自分が好きなら他のことは関係が、ない。

失礼を承知で言うと、珠城りょうさんのトップとしての人気は5組中4番か5番目だと私は感じます。しかし義弟の同僚Uさんにとっては珠城さんこそが唯一無二の存在。彼女にとっては大スターなのです。

私にとっての望海さんも同じです。誰が何と言おうと望海さんは雪組のトップスター、現在の雪組そのものです。


でもね……ここまで書いたことと反しているかもしれないけれど、私は望海さんが花組育ちでよかったと思っています。春野寿美礼さん・真飛聖さん・蘭寿とむさんの下で育って、その息吹を雪組に持ち込んだことはプラスになっていると感じます。花組時代があって今の望海さんがある。それが好きだから花組時代の望海さんも否定しません。最初から雪組だった望海さんってどんなだったかちょっと興味ありますけど。

今の宝塚でトップの色が強いと感じるのは、花組雪組星組ですかね。宙組は一度しか観劇したことのない組なので、それが真風さんの色なのかちょっと判断が出来ないです。月組は…なんだか混沌としていて…色が定まらない。

早期就任したトップさんでも、これまでの方々は色がハッキリしていたのですが…大地真央さん涼風真世さん杜けあきさん天海祐希さん……良し悪しはともかく組をその人の色に染めていました。

まあ私は自分で劇場に足を運んでいるわけではないので、偉そうなことは言えませんが、未だに珠城さんの色が分からない。今の「月組のカラー」はどんな色なのだろう?

ダンスの〜、芝居の〜、和物の〜、コスチュームの〜、コーラスの〜……こんなの本気で信じてます? ダンスの上手くない花組トップなんて何人もいます。芝居の上手くない月組トップも、和物の苦手な雪組トップも、コスチューム物の似合わない星組トップも。コーラスはよく分からないけど。

「組カラー」って、錯覚じゃないですかね? どう考えても今の雪組って「歌の雪組」ですよね。路線と言われる生徒さんも彩凪さんはちょっと厳しいけど、それ以外の人は歌える方です。何よりトップコンビの歌がずば抜けているので、まずそこですよね。

私が宝塚に戻って来て初めに観た雪組は「ルパン三世/ファンシーガイ」だと以前から言っています。その時の雪組の印象は「歌、ひでぇな!」でしたよ。いやはや変われば変わるものよ。真逆ですよ、ビックリです。

トップだけが理由ではないですが、組の様子は刻々と変化します。

これまでがどうだったなんて、どうでもよくないですか? 「今」が全てですよ。いろんなトップがらいて、まるで地層のように歴史が重なっていく。それが面白い。

いつか私が愛する望海さんも雪組の地層の一部として記憶されるんだなぁ…。

組カラーって、実はその地層のことなのかもしれませんね。


好きな色は青なのに緑の物が増える不二子

望海さん桃娘、案外可愛い

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