窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

海辺のストルーエンセ

ストルーエンセ先生のオンライン診察を受けました。

実際に劇場で観たらまた感想も違うかもしれませんが、私はこの『海辺のストルーエンセ』好きです。

『ひかりふる路』が好きな人は割と好きなんじゃないかな?

逆にあれが駄目だった人はこちらも受け付けないかも。


配信だととにかく朝美絢さんの「顔が良い」を堪能できますね!

ストルーエンセの生涯はザックリとは知っていたので、すんなり物語に入っていけました。

キャラがコロコロ変わるので、その間を想像で埋めなくてはならない点が初見だとちょっと理解が追いつかない可能性。

ストルーエンセの本質は、最初の医師として旧態然とした世界に絶望している姿なのだと思います。

自分の思う医療の実現の為に美貌を活かしてチャラ男を演じ、宮廷に入ってからは医療を超えて理想の国を目指す。

クリスチャンに対してもカロリーネに対しても、最初は医師というか優秀なカウンセラーとして接していたんでしょう。だからこそ信頼された。

権力とは人間を狂わせるもの。それはストルーエンセとて逃れられぬ運命。

理想の為に暴走する自分を制御できなくなっていく姿は、『ひかりふる路』のロペスピエールを彷彿とさせました。

最後の悪役を演じる彼は、再び最初の彼に戻ったように感じました。

「ストルーエンセ先生は芝居が下手だ」

チャラ男も悪役も、どちらも下手な演技。彼の心の底に流れる優しさや純粋さは宮廷という伏魔殿には似合わない。

死に際の笑顔は安らかでさえありました。


朝美絢さん、縣千さん、音彩唯さんの並びがとても美しい。

バランスが良いなぁと思いました。

もしかしたらこの並びでいつか大劇場の真ん中に立つ日が来るのかしら? そうだと良いなぁ。

宝塚ファンではない私から見ると、「朝美さんはトップにした方が良い」と思えます。人事的な事やファン同士の思惑、劇団の構想などを無視した個人的な意見ですが。


朝美さんって、歯の噛み合わせが左右にずれているんですよね。初めはそれが気になったんですが、あまりにも整ったお顔に、その歪みが逆に色っぽく感じられるようになりました。

どこか崩れたところが有る方が、色気に繋がったりするものです。

芝居や歌の癖の強さは、まあ今の私は癖の塊みたいな平野良さんを観続けているせいか、あまり気になりません。

全く癖のないストレートな人より癖のある人の方が好きっていうのもあるかな(あ、でも龍真咲さんは受け付けなかったなぁ)。


今の私は宝塚ファンからしたら外野なので、頓珍漢な意見を言うかもですが、遠巻きにしているからこそ見える物もあると考えます。

縣さんは間違いなくスター性があり、とても華のある人。でも彩風さんの次にトップ…は、待った方が吉かと。

シッカリと育ってからトップになった方が本人の為ではないかしら?

もし朝美さんがトップになるなら、相手役は夢白さんでも音彩さんでもどちらでも良いけど、2番手は縣さんがバランス良いなぁと思います。

じゃあ和希さんは?……そこは私の考える事ではないですね。和希さんの実力は本物だと思うので、上手く彼女を活かせれば良いのでしょうが。


私が現在宝塚に対して思う事は2つ。

※朝美絢さんをトップにした方が良い。

※彩海せらさんはどうなるのかなぁ?

これだけです。

彩海さんは将来を見通すにはまだ時間がかかりそうですし。

平野良さんと望海風斗さんで手一杯なんですよ。

宝塚にかける時間もお金もねぇ…。10年前ならまた違ったかもしれませんが。いや、10年前ならモリミュに通ってたか……。


モリミュOp.4大楽の時に5の速報が映像で流れたんですよ。今年の夏❗️

たぶん4と5のセットで計画してたんだと思います。もう5の脚本の初稿は上がってるそうなので。キャストのスケジュールも一緒にでしょう。次は大湖せしるさんも出るはず。

5で終わるのか、続きも演るのか。それは分かりません。やって欲しいような5で終わった方が綺麗なような。どっちかなぁ。


そんな訳で、宝塚は気になった作品を配信で観るのが精一杯。次はたぶん月組の『応天の門』を観るつもり。

後は礼華はるさんのバウ公演かな? 彩海さん出るし。

もし彩海さんがトップになるようなら、劇場まで行くかも? そんな先の話しても仕方ないか。


いろいろ言ってますが、一番の感想は「朝美絢さんの顔が良い❗️」ですかねぇ。

いつの間にか新トップコンビ発表

モリミュに夢中になっている間に宙組の新トップコンビが発表されていたんですね。

芹香斗亜さん、漸くのトップ就任決定おめでとうございます。

そして娘役さんの方、うん…誰?

申し訳ない、存じ上げません。

でもおめでとうございます。


私は宙組ができる前に宝塚から離れたので、これまでに観た事のある宙組さんは『王妃の館』『アナスタシア』『シャーロック・ホームズ』だけなのです。

まあ望海さん観たさに戻って来て、雪組さん以外で観たのはその三作だけ。他の組は配信かスカステでしか観ていないんですけど。


下の妹から聞いたところによると、何やら文春が宝塚を標的にしているとか。

うーーーん。

週刊誌なんて嘘8割くらいじゃないかと思うんですよ。100%嘘な事だってあるだろうし。

私がファンだった頃はまだインターネットは普及しているとは言えないレベルで、今ほど情報が拡散される時代じゃなかった。ファン同士の噂とかが主流。

週刊誌は…どうだったかなぁ? そもそも読まないので記憶に残ってないです。

本人に直接聞いた事ですら主観でしかないですからね。

「人は信じたい物を信じる生き物」と言うではないですか。ユリウス・カエサルの言葉でしたっけね。


自分が大人…というかすっかりオバサンになったせいか、そういうのはもう「どうでもいい」になってるんです。

Twitterの匿名質問で「平野良さんがサウナ(平野さんはサウナー)の受付の女性と結婚寸前なのに推す意味って何ですか?」と問われた事があります。

まず質問の意味が分からなかった。

まあ思ったままお応えしましたけど、その話が真実だろうとデマだろうと、どうでもいいんですよ。

私は彼の芝居(歌やダンス殺陣も含む)が好きなだけで、プライベートには興味がない。

この先も彼とリアルにお会いする事もないでしょうし、結婚しようが離婚しようが、役者を続けてさえくれれば他の事は本当にどうでもいい。


宝塚に対しても、今は同じです。

舞台で良いパフォーマンスを観せてくれるなら、他でどうであろうと気になりません。

週刊誌の内容は聞きましたが、「ふ〜ん」としか。

現役ファンの方はそうは割り切れないかも知れない。でも本当の事なんて知る事はできないのだから、所詮ハイエナ(ハイエナに失礼だな)でしかない週刊誌に踊らされるのは馬鹿馬鹿しいと思います。


趣味で嫌な思いをするのはもったいない。楽しむだけでいいじゃないですか。


というわけで、芹香斗亜さん春乃さくらさん。

改めて、次期トップおめでとうございます🎉

ネタバレな疑問 ミルヴァートンさん

『憂国のモリアーティ』の、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン、通称ミルさん。

表の顔はメディア王、裏の顔は脅迫王。めちゃくちゃ歪んだゲス野郎。

モリミュでは藤田玲さんが演じてらっしゃいます。

モリステにはまだ出てなくて、モリアニでは確か鳥海さん?だったかな? すみません声優さん詳しくなくて。でもピッタリだったな。


このミルさん、ウィリアムが本物のウィリアムと入れ替わってる事や犯罪卿の可能性までは調べあげてるんですね。

なのに、ウィリアムとシャーロックの関係にはまるで気づいていなかった。

出逢いの『ノアティック号』は完全なる偶然だし、ほんの少し話をしただけなので分からなくはない。

『二人の探偵』、列車内で起こった殺人事件を二人で解決した件は記録に全く残ってなかった?

しかし『一人の学生』の件は、シャーロックがウィリアムの勤務するダラム大学にわざわざ足を運んでいるんです。

ウィリアムやシャーロックを監視していて、これに気づかないのは間抜けすぎないかなあ?

ミルさんは二人が既知の間柄である事も、互いに特別視している事も知らなかった。

知っていたら『犯人は二人』の時、ウィリアムとシャーロックを「ウィリアム=犯罪卿」とハッキリ分かる状況で会わせなかったはず。

そうしたら彼は死なずに済んだかも知れない。


そんな事をモリミュを観ながら考えていたわけです。

藤田玲さんのミルヴァートンがまあ素晴らしいんですよ。

Op.2の時に演出の西森さんが「次ミルヴァートン出るけど誰にしようかな?」と平野良さんに訊いたところ、平野さんは即座に「藤田玲しか思いつかない」と応えたそうです。

きっと前から考えていたんでしょう。

藤田玲さんと言えば、デビュー作の『仮面ライダー555』の北崎=ドラゴンオフェノク。リアルタイムで観てましたよ。御年14歳。日仏のハーフなので、大人っぽく見えました。年齢を知ってとても驚いた覚えがあります。

そして特撮ファン的には『魔戒騎士 絶狼(ゼロ)』。『牙狼〈GARO〉』の登場人物であり、彼が主人公のシリーズもあります。

藤田玲さんの事は普段「玲ちゃん」と呼んでいるので、柚香光さんとちょっと紛らわしいですw

もし宝塚ファンの人とお話ししたら、「れいちゃん」違いで混乱しそう。


悪役から出発した彼の役者人生、悪役多いのかなぁ? あんまり知らないんですよね。ゼロこと涼邑零(すずむられい)も登場時は牙狼の命を狙っていたし(誤解が解けてからは仲間)。

ミルヴァートンは藤田玲さんの魅力全開の素晴らしさです。原作的には中ボスくらいな感じなんですが、彼が演じるとまるでラスボス。最期はその分みっともなく情けない。そういう役ですからしかたない。

そしてやっぱり最初に書いたちょっと間抜け過ぎん? という疑問に戻る。

だって玲ちゃんのミルさんだと、もっと周到そうなんですもの。

妹と話しをしていたのですが、ミルヴァートンは性格が悪すぎて本当の意味で友情や愛情、それを含む「人の情」というモノを理解できていなかったのではないかと。

いや理解できないから歪んでしまったのか。

登場しないので分かりませんが、あれで「実は愛妻家です」って言われたら絶句します。奥さんはもしかしたらいるかも知れない。どうだろう? 裏の顔を知らない女性たちにはモテはするでしょう。同じような歪んだ女性となら良好な夫婦関係が築けるのかな? 嫌な夫婦だなぁ。


ミルさん、ほんと嫌な奴なんですけど玲ちゃんのせいで好きになってしまいました。「THE 悪役」って感じ。リアルでは出会いたくないですけど。

観客としてなら実に魅力的。ウィリアム・シャーロック・ミルヴァートンの三竦みは見応えがありました。

モリステが続きをやるかは分からないけど、もしやるとしてミルヴァートンを演る人はツラいなぁ。


死んだので出番はもう有りませんが、最高に悪い藤田ミルヴァートンはきっと忘れられない。

今Op.4の見逃し配信を観ながら、これを書いていました。11日まで観られます。

12日からは千秋楽の配信。

ギリギリまで観てると思います(笑)。