望海さんの鬼平
なんでそんな話になったのか失念しましたが、妹と喋っていて、
「だいもん『鬼平犯科帳』やれるで」
などと言い出しました、私が。
「鬼平犯科帳」、実在する火付盗賊改方長官・長谷川宣以(平蔵)をモデルに池波正太郎が描いた捕物帳。多くは短編で数編の長編を含み全135話。過去テレビドラマで鬼平を演じた俳優は4人。八代目・松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目・中村吉右衛門。
ええ…ファンなんです、私。池波正太郎さんの小説も鬼平も大好きです。こうやってスマホでポチポチ文章打っている後ろの棚に全巻あるのです。
ドラマは丹波哲郎さん以降は観ています。一番好きなのは中村吉右衛門さんの鬼平です。
で、何故それを望海さんにと思うのか。別に本気でやって欲しいわけじゃないです。しかし「やろうと思えばやれる」とは思います。
火付盗賊改方というのは非常に激務で、実在の長谷川宣以は40代で亡くなっています。今でいう過労死かもしれませんね。
小説の中だけでしょうが、奥方とはラブラブ! 部下にも厳しくも優しい! 尊敬! 公式の部下の他に元盗賊の密偵たちを使っています。この密偵たちがまた魅力的なのです。
真彩さんは当然奥方様。密偵の女に朝月希和さん、奥方様の侍女に彩みちるさん。他ゲスト・キャラはいろいろいます。
男役さんは役がたくさんあるので、まあ適当に(男役には雑)。
いや〜似合うと思うなあ、望海さんの鬼平。やらなくていいけど。
ついでに「剣客商売」は? と波及しまして、こっちは真風さんだなと。
もちろん息子の大治郎の方。秋山小兵衛はねえ…未沙のえるさんが在団してらしたらピッタリだったんだけどなあ…。今だと英真なおきさんがいいかしら。
娘役は親父様の若い嫁のおはるが星風さんピッタリなのだけど…男装の剣客・佐々木三冬に桜木みなとさんとか。
後に大治郎と三冬は結婚するので、やっぱり星風さんが三冬かな? おはるは天彩峰里さん辺りで。三冬は実は田沼意次の娘なのですよね。
こちらも短編メインなので話は作りたい放題です。まあ、やらなくていいけど。
池波正太郎さんの小説はとても読みやすいし、お腹が空きます。作中に登場する食べ物が美味しそうなのですよ。エッセイもたくさん出しておられますが、「食」についてが多いです。何度か池波さんのエッセイのお仕事を担当させていただいて、とても嬉しかったのを覚えています。サインいただいたはずなのに行方不明に…しくしく。
全ては妄想ですが、新選組何回も(望海さんは3回目)やるくらいならいっそ…という暴走でした!
「壬生義士伝」原作が名作だというのは存じてますが、脚本・演出の石田先生に信を置けない……。奇跡的に良作になるといいな!
密偵の女C・不二子