窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

永久輝せあさんの道

永久輝せあさん、まあまあ好きです。初めて観たのは「ドン・ジュアン」、ラファエル役の時です。

なかなか良い若手さんだなぁ〜と思いました。

本公演を観に行くようになって、ふと考えるようになりました。

「永久輝さんの “売り” って何?」

見た目は将来トップになってもおかしくない、舞台姿は充分イケメン。実力的にも特に破綻はない。性格とかはわからない。

側からでも彼女が劇団から将来のトップと見られているのはわかる。いわゆる御曹司。

でも…特別ダメなところはないけど、特別優れたところもない。有り体に言えば「すべてが平均的」。

いや、これも決して悪いわけではないですよ。過去そういうトップさんも大勢いました。

今の雪組でこのまま組替えがないとすると、望海さんの次のトップは彩風さん。その次は。

朝美さん? 永久輝さん?

決めるのは劇団なので私がとやかく言っても意味ないっちゃあないんですが。

でも今のままの永久輝さんでは朝美さんを飛び越えてトップになっても人気トップにはなれないと思います。

現時点で朝美さんの方がずっと人気があり、朝美さんを超える人気を得られないなら、永久輝さんはこのまま雪組でトップになるべきではない。

今でこそ雪組は人気組で常に客席は満杯ですが、初演ベルばら以降で初めて大劇場の2階席がクローズされたのは雪組なのです。1階席も3分の2程度の埋まり具合、そこから後ろは真っ赤。轟悠さんトップ時代のことです。

そこから今の雪組人気になるには壮一帆さんの尽力、早霧せいなさん咲妃みゆさん望海風斗さんのトリデンテ時代を待つ必要がありました。

無理な人事は人気低下の素です。


永久輝さんがダメだと言っているのではありません。彼女は充分に有望な男役さんです。

でも永久輝さんは「すべてが無難」なのです。文句もつけられないけど、賞賛するほどではない。

もし前後3期に有望な路線男役がいなければ、人気も彼女に集中するしすんなりとトップになり、それなりに人気トップとして任期を全うするでしょう。

しかし現実には2期上に朝美さんがおり3期下に縣さんがいる。1期下に綾さんも。

永久輝さんより上級生に雪組の御曹司たる人物がいます、そう彩風咲奈さん。既に2番手な彼女も果たしてこのままトップになって良いのか?という若干の不安はあります。

でも彩風さんは長身スタイル良し、そしてダンスという特技がある。まあダンサー・トップの代名詞、大浦みずきさんと較べたらとてもダンサーと呼べるようなレベルではないですが…。大浦さんは本物の天才なので、そこと較べたら可哀想というもの。

とりあえずマルチ・トップでずば抜けた歌唱力を持つ望海さんに唯一ダンスでは勝てて、望海さんの欠点であるスタイル・バランスの悪さを補える彩風さんは2番手としては充分な存在です。

望海さん退団後に人気を保ったまま雪組トップになれるかどうかは「?」ですが。

優秀な2番手が優秀なトップになるとは限りません。逆も然り。とはいえこれは実際なってみないとわからないのが困ったところ。


永久輝さんに話を戻します。

私は正直なところ永久輝さんは組替えすべきと考えます。

実力がないわけではないのだから、組替えして雪組以外の環境に身を置き、刺激を受け、新しい「永久輝せあ」を模索するべきです。

何かしら「これこそ永久輝せあ!」という何かを身につけてほしい。

今のまま学年を重ねるだけではいずれ行き詰まります。

組替えは自分の意思では出来ませんが、せめて組替えしたつもりで自分の意識を変えてほしいと思います。

魅力的な人気トップになれる可能性は充分に秘めているのですから。

早く自らの道を見つけていただきたいものです。


不二子

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