窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

霧深き…記憶のほとり

「霧深きエルベのほとり」…母が若い頃に内重のぼるさんの初演を観たらしいです。私は順みつきさんのサヨナラ公演として観劇しました。

紅ゆずるさんで再演すると聞いて真っ先に浮かんだのは「マジ? ミッキーさんの時ですら古臭かったのに?」でした。

母にとっては懐かしい名作でも私や妹にはひたすら古いつまんない作品。

いやもちろん良い部分もたくさんありますよ、駄作と言い切るのは早計だと思います。たぶん本当に内重のぼるさんの時代には名作だったと思います。古城都さんの時代もまあ。

でもねえ…順さんの時代には既に名作なの? になっていたと思うんですよね。何しろ話が単純。役も少ない。登場人物が類型的。強いて言えばフロリアンが単なる恋のライバルでないところが良い。ライバルでありながらカールの一番の理解者でもあるのが彼の魅力でしょう。

実はですね、丁度その頃、宝塚作品の漫画化が試みられてですね、何冊か雑誌形態で発行されたんですよ。私が覚えているのでは…

「星影の人」「メリーウィドウ」「南の哀愁」「バレンシアの熱い花」「虞美人」…他にも何作かあったはず。「霧深きエルベのほとり」もその内の一つでした。

この漫画のエルベがとても出来が良かったんです! この漫画は全然古臭く感じなかった。何という漫画家さんが描かれたのかは思い出せませんが、絵も上手かった気がします。

でも舞台のエルベは同じ話のはずなのに、なんだか平面的で面白味がなかったんです。

順みつきさんもマルギットの若葉ひろみさんも上手いのに、そして私はどちらも大好きだったのに、全然良いと思えなかったんですよね…。

それを平成も終わる時代に上演する。

上田久美子さんには勝算がお有りのようですから、素晴らしいリニューアルをされるのかもしれませんね。

興味はあります。でも観には行かないかなぁ。スカステ待ちですかねえ私は。妹夫婦は行くようなので、感想を聞かせてもらいます。妹とは完全一致とはいきませんが、かなり似た感性を持っている上、同じ年月宝塚を観てきたので割と信用しています。

望海さんが退団された時に生で観たいと思える生徒さんが出来たら、その時はまたその人のいる組を観に行くかもしれませんが…今はひたすら望海さん(と真彩希帆さん)だけにお金を使います。

私は今事情があり非常に貧乏で貯金も減らしたくないので、ケチケチ観劇生活です。

あ、でも望海さんが退団後に歌手かミュージカル女優さんになったら、そっちを追いかけるかも…。

それはともかく、せっかく再演するのだから今のファンにも感動できる演出を期待したいと思います。

前回の演出は誰だったのかな…? 後で調べてみよ〜。


不二子

×

非ログインユーザーとして返信する