HOME 記念日
「ファントム」のレコーディングの番組を見ました。面白かったですね。
春野寿美礼さんはちょっと前に舞台最前列で観たばかりなので、そんなに懐かしい気はしませんでしたが、望海さんにとっては組配属時のトップさんだからやっぱり特別なものがあるんでしょうね。
春野さんは下級生時代しか知らなくて、あんな立派なトップさんになってたことにとても驚いた記憶があります。本当まだピヨピヨの下級生で、ちょっと良い役が付いたりして上級生にイジメられては胃に穴開けて救急車で運ばれてばっかりだった印象が強くて。それがあんなどちらかと言うとナルシスト気味のトップさんに成長するとは…。人って強くなるんだなぁと感慨深いです。
春野さんと瀬奈さんはセットっぽくて、将来ヤンミキのようなコンビ売りするのかなぁと思ってました。瀬奈さんは月組「エリザベート」のシシィを観ましたが、あの時はまだ花組だったのかしら? とても恐ろしくて(ファンの方すみません)あの恐怖で東宝エリザベートも男役OGシシィを観る勇気が持てませんでした。
それはともかく。すっかり女性らしくなって雰囲気も穏やかでステキでした春野さん。望海さんも本当に嬉しそう。
歌上手は歌上手を知る、とでも言いましょうか春野さんは望海さんの歌をとても評価してらっしゃるようにお見受けしました。声質も発声も歌い方も違うけれど、間違いなく春野さんの下で勉強したのだなと感じました。
私は春野さんの主演作品の中では「明智小五郎の事件簿 ー黒蜥蜴ー」が好きなんですよね。いや、作品としては原作のファンとしていろいろ物申したいことはあるのだけれど、春野さんの歌う「甦る情熱」(トーカーゲーー!ってやつ)が好きで好きで。あの絶妙な気持ち悪さ!(褒めてます)めちゃくちゃクセになります。ホンマ好き。スマホに入れてしょっちゅう聴いちゃう。
純粋に作品として好きならば「マラケシュ 紅の墓標」かな。荻田浩一さん退団したの残念。
「ファントム」は望海さんのを観てからと決めていたのでまだ他の方のを封印していますが、望海さんのBlu-ray が手元に来たら春野さんエリックも観てみようと思います。この時の望海さんは従者の1人なのでしたっけね。探せるかなあ?
春野さんは「だいもんのファン」とおっしゃってましたが、自分自身がしっかりと後悔なくトップを全う出来たからこそ素直にそう思えるのかもしれませんね。なんか嫉妬とか縁がなさそう。現在はお子さんをいらして普段は良き母なんだろうなと、春野さんの穏やかな微笑を見て思いました。
真彩さんとのレコーディング。望海さんが真彩さんをとても信頼しているのが強く感じられました。
なんというか…「プロ!」って感じ。宝塚だって当然プロなんだけど、どこかしらアマチュア集団的雰囲気があるじゃないですか。プロっぽくない方が良いとされる雰囲気というか。
でも望海さんと真彩さんは本当にプロ。もともと持っている歌唱力だけでなく、音符の一つ一つ歌詞の一つ一つに丁寧にこだわって歌を大切にしているのが垣間見れて嬉しかったです。客席で聴くあの歌声はこうやって作られているんだなぁ…とジーンときました。
そしてレコーディングの日はあの「ブリネク」イベントで2人が初めて舞台で「HOME」をデュエットした日と同日だとか。スタッフもそこまで考えてスケジュール組んだわけはないでしょうから偶然なのでしょうが、なんとも不思議な感じがします。もう2人の間でその日を「HOME 記念日」にしてしまいましょう!
真彩さんが望海さんの相手役さんで良かったなぁ〜本当に良かったなぁ〜。だいきほコンビのファンでいられて幸せだなぁ〜。
不二子