窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

ポーの一族…の前に

花組公演「ポーの一族」、スカイ・ステージの録画をやっと観ました。

原作漫画は高校生の頃クラスの女子で回し読みした覚えがあるのですが、たぶんそれが初読ではないはず。

私の家は「漫画を買う」という習慣がありませんでした。常に「借りる」もの。

というのも、近所に貸本屋さんがあったからなのです。どうしても読みたい時は自分のお小遣いで借りることになっていました。

そもそも私が漫画を初めて読んだのは小学2年生の時。お友達の家に遊びに行って読ませてもらいました。別冊マーガレットだったと思います。そこに掲載されていた或る作品に強烈に惹かれました

故・和田慎二さんの「銀色の髪の亜里沙」。衝撃的な面白さでした。その雑誌には前編だけが載っていたので、後編を読みたくて仕方なかったです。でもその為だけにお友達の家に再び行くのも失礼だし…と子供心に悩んだものです。

もちろん後に貸本屋に行くのを許されてからは借りまくって本懐を遂げました(笑)。

「ベルサイユのばら」も貸本屋さんだったなぁ。基本的には和田慎二さん・美内すずえさん・高階良子さん辺りを選んでいたけれども。

小学2年生の時には、私はもう一つの出会いを果たしていました。学校の図書室で江戸川乱歩の「黒蜥蜴(子供向けのタイトルは『黒い魔女』でしたが)」にすっかり魂を奪われてしまいました。

それがミステリーとの邂逅。以来ウン十年私はずっとミステリーオタクです。

漫画よりも小説の方が好きで、暇さえあれば図書室で借りてきた小説を読んでいました。今はどっちも好きでよく読みますけど、最近はもっぱら電子書籍かな。嵩張らなくていい。紙の本も愛してますけどね、収容の問題がね…。

宝塚で上演された作品に関する本を読みまくったせいで、歴史に詳しくなったり国語の成績が上がったりとプラス面も多かったので漫画以外の本は買ってもよかったです。

中学1年生の時には「風と共に去りぬ」にはまって学校でもひたすら読んでました。

別に全然読書家ではないですよ、興味あるジャンルしか読まないし。

小説はほぼミステリー。歴史小説・時代小説・SF を少々。純文学には目もくれない。宝塚でやった作品関係くらいです。超偏った読書傾向ですねえ。

「ポーの一族」を再読した高校時代はもう漫画を読むことが殆どなく、もっぱら文字ばかりの本が友でしたが、改めて読むそれは不変の面白さを実感する作品でした。

まさか私が完全なるオバさんになってから宝塚で上演されるなどと、夢にも思わなかったです。

萩尾望都さんの作品で「11人いる!」がドラマ化された時、名前ど忘れしましたけど中性のキャラがいましたよね、それを元星組2番手の山城はるかさんがやっていたのを覚えています。

萩尾作品と宝塚、意外と縁が有るのかもしれませんね。


不二子

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