美弥るりかさんの退団発表に
美弥るりかさんの退団を知って、とても胸が痛みました。
退団の真相を私は存じません。だからアレコレ言う資格はないと思います。それでもいろいろ考えてしまうのはしかたのないことです。
トップにならずに2番手のまま退団。実は私が昔ファンだったスターさんもそうでした。誰とは明かしませんが。
辛かったなあ…本当に辛かった。
今でも思いますもの、彼女がトップになっていたらどんなだっただろうかと。
だから美弥さんのファンの方の辛いお気持ちは少しは分かるつもりです。
またトップにはなったけれど…な方のファンだった時代もあって、その方の退団後は宝塚から離れてしまいました。
たまたま望海風斗さんの存在を気に留めていなかったら現在も未だ宝塚に背を向けたままだったでしょうね。
それでも未だ望海さんの舞台しか劇場には足を運ばないあたり、私の劇団への恨みは根が深いのだなぁと我ながら笑えてきます。
ほんの小さな子供の頃からの熱烈な宝塚ファンでしたから、自分が宝塚ファンじゃなくなるなんて思ってもいませんでした。
ファンを止めて1年くらいは劇団への怨みに凝り固まって生活していましたね。その後他に興味を惹かれるものが出来て、宝塚から完全に離れたところで生きてきました。
今も私は宝塚ファンではないつもりです。大切なのは望海さんと真彩さんだけで、他はどうでもいい(と言っては語弊があるけれど)。冷たいようですが、それが本心。
だから人事のアレコレも他人事として傍観していました。ちょっと気になる生徒さんに対しても割とそういう感じ。だって不毛ですもの。ファンがどう言おうが劇団が決めたことが全てですから。
そんな私も美弥るりかさんの退団には心穏やかではいられませんでした。
ああ…あの頃の私と同じような思いをしているんだろうなぁ…と。
そう思ったらとうの昔に置いて来たはずの自分の中の古傷が痛みだして、なんだか泣けてきました。
美弥さんのことも美弥さんのファンのことも何も知らないけれど、退団した次の日からは綺麗さっぱり忘れて新しい人生を歩んでほしいと思います。
宝塚ファンでいるのも良し、ファンを止めるも良し。ただ憎しみなんて捨てて穏やかに生きていただきたい。
それが出来なかった私が言っても説得力がないかもしれないけど、「憎しみからは何も生まれない」って言うでしょう? アレは本当だと思いますよ。
どんなに恨んでも憎んでも結果は覆らない。過去は変えられない。変えられるのは未来だけです。
まあ、そんなことを今言っても受け止められないでしょうが、皆さまご自分の人生を大切に生きてください…とだけはここに書き留めておきたいと思います。
不二子