窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

再演希望シリーズ6

「華麗なるギャツビー」

望海さんのギャツビーは良いだろうと思うのです。「タカラヅカ・スペシャル」で歌われた『朝日の昇る前に』は素晴らしかった。一曲だけでギャツビーの世界を体感出来たと思いました。嵌り過ぎるほど嵌る。

しかし望海さんで再演して欲しいかというと…微妙。

理由は真彩さん。真彩さんのことは愛嬌があって可愛い!と本気で思っていますが、美女かというとちょっと言葉を濁す。

だってデイジーって「絶世の美女」キャラじゃないですか。いや、私は真彩さんのデイジーもきっと魅力的だと思います。でも間違いなくいろいろ口さがない人々に悪しく言われるだろうことは予想できます。

初演の鮎ゆうきさんは何かも下手だったけど、とにかく美しかった。人を狂わす美しさだった。デイジーは最初で最後の当たり役でした(鮎ゆうきさんのことは大好きです。なんなら旦那さんの神保悟志さんも好き)。

地方公演(今の全ツ)かなあ? 鮎さんの退団後に紫ともさんがデイジーをやりましたが、聞こえてくる感想の殆どが「ともちゃんは何もかも上手いんだけど…デイジーはともちゃんの役じゃないねえ」でした。「絶世の美女」感がない。

紫ともさんは私は大好きでした。下級生の頃は抜擢される割にはパッとしない印象だったのが、月組に組替えしてからとても良い娘役さんになられました。だから紫さんのトップ就任は嬉しかったです。

紫さんのお役で一番好きなのは「忠臣蔵」のお蘭。婀娜っぽくて儚くて、お蘭は間違いなく紫さんの役でした。

娘役トップとして紫さんと鮎さんを比較しても意味はないと思います。どちらも素敵な娘役さん。ただ持ち味があまりにも違い過ぎた。

もちろん真彩さんもこのお二人とは全然違います。真彩さんのデイジーはまた全然違う魅力を魅せてくれると思います。

でもあまり悪口を言われたくない…。本当にね、デイジーって見た目が90%の役だと思うのですよ。まあ鮎さん程の美女はなかなかいないんですが。

ロバート・レッドフォードのギャツビーのデイジー…ミア・ファローでしたっけ? 実は美女じゃない。レオナルド・デカプリオのデイジーも。

何の嫌がらせだってくらいデイジーで鮎さん以外に美女がいない。人間見た目が全てではないけれど、デイジーに関しては見た目が全てだと思うんだけどなあ。

さっき鮎さんのことを「何もかも下手」と書きましたが、ことデイジーに関してはそれさえもプラスに作用した。「美しいだけの女」そのものでした。褒めてます。美しいけど中身が空っぽな女を余すことなく表現出来ていた。世間ではこういうのを「怪我の功名」というのかもしれません。

鮎さんご本人は中身空っぽな女性ではないですよ。とても素敵な方だと思います。ただ鮎さんは「デイジーを演じる為に生まれた」娘役トップさんだったのです。

私は「琥珀色の雨にぬれて」のシャロンの真彩さんも好きです。シャロンはデイジーと違って頭のいい女でしたけど、美女設定ではありますよね。とても良かったと思うけど、「美女じゃない」という声はたくさん聞きました。悲しかった…。いい女だったけどなあ…真彩さんのシャロン。

それでももし再演するとなれば、全力で観に行きます。あ、でも瀬奈じゅんさんバージョンではなく、初演バージョンが良いなあ〜。

1幕ものならばやっぱり全ツかな? …って私は望海さんに何回全ツに行かせる気だ。

まあ妄想ですからね。どこまでも果てしなく妄想。妄想だけは自由ですから。

妄想に生きる女S・不二子

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