窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

和物の魅力

宝塚の存在をちゃんと知った(母がテレビで観ているのは知っていたけど)のは「ベルサイユのばら」初演の頃ですが、私が本当に宝塚ファンになったのは「星影の人」初演だと思っています。

プロローグでズラリと並ぶ新選組隊士の格好良さに痺れました。

そのせいか昔から和物が好きです。芝居でもショーでも。日舞を習ってからは一層好きになったように思います。和物を観ると自分が日本人だと実感します。血が騒ぐとでもいいましょうか、ワクワクとウットリが交互に或いは同時に来ます。

でも宝塚ファン一般的には和物はあまり人気がないと聞きます。それは最近に限らず昔からそうだったような気がします。

何故でしょう? 私は自分が好きだから分からないのです。もちろん洋物もいいですよ、間違いなく。でも同じくらい和物もいいと思うんだけどなあ〜。

お衣裳とか和物ショーなんか綺麗じゃないですか? 白塗り化粧姿も美しい。日舞の所作の美は他では味わえないものです。

和物のお芝居も大好きな作品がたくさんあります。まあ、私も次の雪組公演「壬生義士伝」には若干の不安を感じてはいますが、それは和物だからではなく石田先生だから…ですねえ。あの先生って余計なことしぃじゃないですか? いらんことしてせっかくの作品を台無しにしがち。信用してないんですよね。

これで「壬生義士伝」がとても良い作品だったら前言ひっくり返して謝罪致します。というか謝罪させてください、石田先生! 頼みまする。

和物のショーも好きです。「花の舞拍子」「恋の花歌舞伎」「花夢幻」なんかは今でも大好き。「花夢幻」は今でも主題歌が歌い継がれていますよね。美しい歌です。毬谷友子さんの鈴の音のような美声が未だ耳に残る名曲。

「花の舞拍子」は寿ひずるさんの声で聴こえてきます。艶があって素敵なお声でした。

今の宝塚の最上級生は専科の松本悠里さんですね。今はさすがにお年を感じますが、2、30年前なら和物ショーの松本さんは本当に美しかったです。純名里沙さんの影ソロで舞う松本さんは幽玄の世界の住人のようでした。

亡き春日野八千代さんは私の若い頃の時点で既にだいぶお年を召していて、扇子を持つ手が震え観ていてハラハラしましたが…。

洋物はもちろんですが、和物も宝塚の大切な宝物です。世代から世代へと受け継がれていって欲しいと心から願います。


日舞の先生は元ジェンヌの不二子

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