窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

役者・仙名彩世さん

仙名彩世さんを始めて意識したのは「Victorian Jazz」のアリス・ケッペルです。もちろん映像のみなので偉そうに語れはしないのですが。

他の男と秘密の結婚をしていながら、母であるヴィクトリア女王に反発する皇太子アルバート(バーティ)の恋人となり、女王を退任させバーティを即位、その王妃になることを画策する女優。

悪女と言って間違いないんですが、ちょっと抜けてるというか独特の美学を持っていてなんだか憎めない。

望海さん演じるナイジェルとの掛け合いの歌がとても好きです。

良い女役さんだなぁと思いました。

望海さんの「ブリネク」にゲスト出演していたのも印象に残っています。「新源氏物語」の朧月夜も良かったですね。マリアおばちゃんはまだ観てないけど、きっと良い出来だったのでしょう。

ああ、そうそう。「仮面のロマネスク」のトゥールベル夫人とメルトゥイユ夫人。どちらも素晴らしい。

生で観たかった人の一人です。叶わなかったけど。

娘役トップに就任した時は驚きました。完全にノーマークでした。いやちょっと嘘。誰のこともマークしてなかったから(笑)。「誰になるのかな〜」ってボーっとしてた。何も考えてなかった。

それでも驚きましたよ。まさか!って感じ。とても良い娘役さんだけどトップになるタイプとは思ってなかったです。きっと当時の宝塚ファンの多くが同じ気持ちだったことでしょう。

「トップになれて良かったね」という気持ちと「別格女役として長くいて欲しかった」という思いが行ったり来たり。

ご本人の願いが第一とは思いますから、仙名さんがトップになりたかったなら素直に「おめでとう」と言うべきなのでしょうね。

そして明日海さんに見送られての退団。複雑極まりない思いが駆け巡りました。

なんか…だって…早過ぎません? 仙名さんの実力ならまだまだいろんな役が出来たはず。ご本人が決めたことなら仕方ないけれど、やっぱりまだ「もったいない…」と溜め息をついてしまいます。

私如きでこんなんだから、ずっと応援していたファンの方はどんな気持ちで受け止めていらっしゃるのか。「お前なんぞにとやかく言われたくない」と叱られてしまうかな。

「役者・仙名彩世」はまだ終わってはいないし、終わるべきではない。彼女は天性の「役者」だと思います。

本当はかつての洲悠花さんや春風ひとみさんのような「もう一人の娘役トップ」的存在になって欲しかったけれど、これからは「役者・仙名彩世」として、また新たな花を咲かせていただきたいです。

もちろん結婚して家庭に入るも有りです。とにかく幸福でさえあるなら、どんな道を歩むも仙名さんの自由。

華麗なる娘役トップ・仙名彩世さんに幸あれ!

不二子

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