20世紀号に乗って・11
「20世紀号に乗って」で最後に持っていった人、それは紛れもなく久城あすさん。ドクター・ジョンソンです。
一見まともな人間に見えてもおかしな人だらけの20世紀号で、ドクターもやっぱりおかしな人でした。いや、本人はいたってまともなつもりだと思いますが。
「医者の一日」は彩凪車掌さんの「車掌の一日」と同じメロディなのですね。気づかなくて申し訳ない。だって…仕方ないと思いません?(小声)
真那春人さん・久城あすさん、そして今回バウ組の煌羽レオさん。スカステの「ぽっぷあっぷ」常連メンバー。特に久城さんは歌も上手くて、ずっとずっと居ていただきたい方です。この先御三方が雪組(組み替えが無ければ)の脇を固めていかれるのだと信じております。
とはいえ生徒さんに一生宝塚に居ろ! とは申せません。生徒さんの人生は生徒さんのモノ。せめてこんな辺境の地で叫ぶことだけはお許しください。
ドクター・ジョンソンの久城さんはもう本当に首を左右に振るだけで爆笑してしまう面白さでした。これもやっぱり間の良さゆえ。久城さんは芝居勘がとても優れていらっしゃる。ピンポイントな出番ですが、物語のオチを担当する重要な役割を担ってらっしゃいます。
ドクターが芝居勘のない人だったら、あんなに笑えるシーンにはならなかったでしょう。そういう意味で久城さんがドクターで本当に良かったと思う次第でございます。
次の本公演でもまたソロ・ナンバーを聴かせていただきたいですね。
患者の女A・不二子