窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

ガガガ

NHKで少し前に「トクサツガガガ」というドラマをやっていたのをご存知ですか?

久しぶりに原作に敬意を払ったドラマでした。原作は連載中ですので、もちろん違った部分も多々ありますが原作ファンが観ても充分面白い出来でした。

内容を雑に紹介しますと、「一見何処にでもいる普通のOL 中村叶(かの)には秘密があった。彼女はコテコテの特撮オタクだったのである! 会社の同僚に、母親に隠しながら日々特撮に浸る中村さんは、少しずつ仲間を増やしながらもオタバレの脅威と闘うのである」みたいな?

中村さんの母親は「女の子は可愛いものが好き」でなければならない教信者で、子供の頃から「可愛いものよりカッコいいもの」が好きな娘を迫害してきた…でも悪気はないという厄介な人。

同僚は特撮ソングしか知らない中村さんをカラオケに誘ったり、フィギュアを買う為に貯金したい中村さんを飲み会に誘ったりする、こっちもまた悪気がないだけに厄介な人たち。

まあ、正直なところオタクであることを一切隠すことなく生きてきた私には中村さんの恐怖心は今ひとつ分かりませんが、特オタ特有の反応の数々は「あるあるある、分かる分かる分かる」なのです。

後ね、原作者の方が好きな戦隊が「特命戦隊ゴーバスターズ」なのもポイントが高いです。ゴバスは割と地味だし設定が難しいし、シビア過ぎて。

去年の「ルパンレンジャー」は大切な人たちを助ける為に怪盗をやっていて、最終回1話前に成し遂げます(その代わり自分たちを犠牲に。1年後に助けられるけど)、でもゴバスのメンバーは30話で「取り戻せない」現実を突きつけられます。その為に15年も頑張ってきたのに。しかも追加戦士は最後の最後に消えてしまいます。子供番組なのにシビア過ぎて引く。でもそこが好き。ルパパトの脚本家は香村純子さん、ゴバスは小林靖子さん、どちらも女性。香村さんは小林さんの弟子のような存在ですが、師匠に比べるとかなりマイルド。

原作にはゴバス・ファンならではのシチュエーションもあり、ニヤリというかヒヤリとさせられます。

私はこれまで宝塚以外にも何に嵌っても隠してこなかった「オープン・オタク」なのですよね。子供の頃はそれでからかわれたこともありますが、全く気にしてませんでした!

別に胸を張ってたわけじゃないけど、趣味に貴賎などないと信じていましたから。うちの親もとやかく言ってましたけどね…気にも止めてなかったです。うちは父が何に対しても「くだらん」と切り捨てる人なので、いちいち気にしてたら何も出来ないです。

「トクサツガガガ」は特撮オタクの物語ですが、これが宝塚オタクの漫画だったら「タカラヅカカカ」ってタイトルかなあ?宝塚ファンの漫画ってもうあるのかな? ありそうですね。

そのうちNHKでドラマ化したりして。

ガガガの方は、東映が全面的に協力していて、特撮部分は全て東映の撮影です。道理で派手に爆発すると思ったよ!

ガガガでカカカの女S・不二子

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