きつい言い回しのタイトルになってしまいました。本当はそこまでは思っていません。まあタイトルはキャッチャーな方が良いかなと。

かなと…？

ああ！ 月城かなとさん、大丈夫でらっしゃるんでしょうか？ ここで訊いてもお分かりになる方はいらっしゃらないと思いますが。単なる怪我で、療養すれば完治することを祈るばかりです。

月城さんは必ずトップになる方だと思っておりますので、無事のご帰還をお待ちしております。後遺症など決してないと願っております。

私は仕事中の怪我の後遺症で利き足が踏ん張れなくなってしまい、たまに不自由を感じます。そんなことのないよう祈るしかありません。

さて本題。

ご存知の通り今の私は望海風斗さんと真彩希帆さんのファン。ベルばら以降の宝塚でここまで歌えるトップコンビはいなかったと思います。近い存在はいたかもしれません。私はブランクがあるので言い切ることは出来ませんね。とりあえず私の知る限りでは…と付け加えましょう。

だいきほコンビのお歌にものすごく満足しているので、他をそんなに欲していないんですよね。ちょっと上手い歌程度は必要がないのです。

礼真琴さんはかなり上手いと思いますが、礼さんの発声の仕方が私の好みとは少し違う。結局好みじゃないか、と言われるかもしれませんが、そうですよ、全ては好みの話です。

芸事はある程度は数値化できますが、結局は受け手の好みに左右されます。でなければアイドルの下手くそな歌が売れるわけがない。「好ましい」と思う人が多いか少ないかの問題です。

礼さんも人気があるので私とは違う好みの方がたくさんいらっしゃるということです。私の好みだって不変とは限りません。ある日突然礼真琴さんのお歌の虜になる可能性はあります。

そして私は数値的には非常に低いであろう柚香光さんのヘロヘロなお歌も星蘭ひとみさんの破壊的なお歌も許容しております。

ずいぶんな言い方ですよね。でも実際そうですよね。もちろん柚香さんや星蘭さんの歌を客観的にも素晴らしいと感じてらっしゃる方からの批判は甘んじて受けます。

でも「下手なのは分かってるけど好き」なら私と同じです。握手をしましょう。

だいきほコンビと一番遠いところにいる彼女らは、だいきほのお歌を思い出す隙がないという意味で聴いていて楽です。「う〜ん、もうちょっと…」と全く思うことがない。なんなら面白くて何度も聴いてしまう。

言っておきますが全然バカにしていませんからね？ めっちゃ好きですから！

上手い歌はだいきほコンビで間に合ってるのです。というかだいきほ以外に私の心を震わせるお歌が今はない。ならば上手い下手は関係ない。

まあ、そうは言っても宝塚のトップに立つ人は上手いに越したことはないとは考えています。個人的には朝美絢さんがもう一枚二枚殻を破ってくださったらなかなか良い線行くのではと思うのですが。まだ魂の芯の爆発が足りない。火の玉小僧になって欲しいなあ〜。

柚香さんはどうあろうとトップになられるでしょうが、星蘭さんはさすがにやめておいた方がいい。美しいので未練はあるでしょうがトップは無理です。あれは破壊的過ぎる。個人的には好きだけど宝塚の為にはならない。

奇跡的に上手く…いや普通レベルになることがあれば、まあ。

ちなみに私は檀れいさんも好きでした。麻路さきさんは好きではなかったけど、彼女の努力や創意工夫は認めています。大和悠河さんは全然理解出来ません。

自分でも基準がよく分かりませんね。好みなんてそんなものかもしれません。もちろん歌だけが全てではないので、だいきほコンビのお歌に匹敵する他の魅力があればそれで良いわけで。

「エリザベート」初演後すぐに星組で再演が決まった時は劇団は気でも狂ったのかと思いましたが、麻路さきさんはお歌の代わりにそれ以外のトートのスタンダードを創り上げました。素晴らしいトート閣下だったと思います。

柚香さんも他を凌駕する強烈な魅力でトップとして君臨して欲しいです。出来ればもうちょっと後がいいんですけどね…。

面白いなら許容範囲は広い不二子