窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

アルドンサ

ミュージカル「ラ・マンチャの男」のヒロインの名です。ここ最近は松たか子さんが演じてらっしゃいましたが今回は瀬奈じゅんさん。

瀬奈じゅんさん。下級生の頃にバウ出演されていたのを観た記憶はあります。まだピヨピヨの時代。まさかトップになるなんて夢にも思わなかった時代。あ、初舞台当時に芸名は「アイルトン・セナ」からお父上が命名されたとおっしゃっていたのも覚えております。

その後は何故か宝塚離れしてた時期なのに観劇した月組「エリザベート」のシシィ。美しさと悪魔の声を持つ彩輝直(現・なお)さんのトートと、とにかくゴツくて恐ろしかった瀬奈さんシシィのインパクトに他のキャストの記憶が全て吹っ飛んだ「エリザベート」。マジで誰が誰を演じていたのか覚えがありません。でも彩輝さんのトートは好きでした。禍々しくてぞくっとしました。

瀬奈さんがトップになったことも知らず生きていたある日、梅田で何度目かの再演「エリザベート」の看板を発見。トートに瀬奈さん、シシィには凪七瑠海さん。何も知らない私は「何て読むのか分からんけど、今はこの人が娘役トップさんなんや〜」などと呑気なことを考えておりましたとさ。


前にちょこっと書きましたが、子供ミュージカルや宝塚ではない一般ミュージカル(って呼び方も変かな?)で初めて観劇したのが「ラ・マンチャの男」でした。

友人に「チケットがあるんやけど観に行かない?」と誘われたのが高校生くらいの時(ちょっと曖昧)。宝塚にどっぷり首まで浸かっていた私にはちょい敷居が高かったけれど、興味が湧いたので観に行く決心をしました(大袈裟)。

第一印象は「怖い」。荒らくれた男達が怖かったです。それまで綺麗な男役さんしか観て来なかったせいか、男優さん達がとても怖かった。特にアルドンサの×××シーンはショックでした。私も若かったですしね〜。

でもミュージカルとしては素晴らしいと思いました。『見果てぬ夢』は一度望海さんに歌っていただきたい。昔、麻実れいさんがアルバムの中で歌ってらっしゃいました。望海さんもアルバム出そう。

で、この時のアルドンサは元宝塚の上月晃さん。本当にちらっとだけですが、現役時代をテレビで拝見したことがあります。母に「これ誰〜?」と訊いたら「コウヅキノボル」と答えたのを微かに覚えています。何を歌ってらしたとかはサッパリ。

宝塚時代を知らないも同然でしたから、女役にも抵抗はなかったです。特に美人とも思わなかった(失礼)けど、役が役なのでそれも違和感なし。

ただ、歌は篦棒に上手かった。よく覚えてはいないけれど、とにかく「この人上手い」と思ったのは確かです。魂が震えるような歌を歌う方だったように覚えています。どんな歌かとかは全然記憶にないけど。

他を観ていないので比較出来ませんが、私の中では上月さんのアルドンサが頂点になっています。記憶の上書きが出来れば良いのですが、なかなか観に行く機会もなくて。

現・二代目松本白鸚さんがまだ市川染五郎さんだった時代の記憶だもんなあ…更新した方が良さげですよね。

いつかは…と思いつつ、そのいつかは一体いつ来るんだろう?って感じです。

出逢う運命ならば、きっと新しいアルドンサに自然と出逢うのかもしれない。誰かがまた声を掛けてくれるかもしれない。

「チケットあるんやけど、観に行かない?」

って。


上月晃さんの舞台は3回観てるはずの不二子

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