窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

娘役を大事に

仙名彩世さんが次の公演で退団されます。さて次の花組トップ娘役さんに就任するのはどなたなのでしょうか。そしてその方は明日海りおさんの相手役なのか次のトップさんの相手役なのか…。

先に私の考えを申し上げます。私は「ヤモメ」という在り方は嫌いです。

いくら宝塚が男役ありきではあっても、娘役の存在なしには舞台は成り立ちません。ですから娘役を蔑ろにするような真似はしてほしくありません。

私がファンになった時代、花組は安奈淳さんがトップで娘役トップは上原まりさんでした。月組は大滝子さんと初風諄さん。雪組は汀夏子さんと高宮沙千さん。星組は鳳蘭さんが遥くららさん抜擢まで相手役不定。

安奈淳さんと上原まりさん、汀夏子さんと高宮沙千さんは当時はまだ私も子供でしたしよくわかっていなかったけれど、今考えてもお似合いのコンビとは言えないですよね。大滝子さんと初風諄さんでは初風さんの方が上級生。これも今だとあり得ない組み合わせ。そもそも初風諄さんは当時のトップの誰よりも上級生です。

「ベルサイユのばら」で鳳蘭さんと組んでいる初風諄さんを当時の私はトップコンビなのかと錯覚していたこともあります。

上原さんや高宮さんはトップの相手役というより、自らがトップスターだったように思います。

その後、安奈淳さんには北原千琴さん、汀夏子さんには東千晃さんが相手役として組み替えされトップ娘役に就任されました。まあ長くは続きませんでしたが…。

鳳蘭さんも汀夏子さんも、その後の麻実れいさんもトップ娘役を設けない時期がありました。

麻実れいさんの頃には私も少しは成長していたので、自分なりの考えを持つようになりましたが私は麻実さんが相手役を設けないことに反感を抱きました。確かに麻実さんにピッタリな娘役さんはいなかったかもしれないけれど、トップの座が空いているのに誰も座れないなんて娘役を軽んじている…と感じ憤慨しました。

そりゃあ男役と娘役のトップがコンビとしてお似合いなことに越したことはないです。今でいう「萌え」も発生するでしょう。でもだからってお似合いの人がいないから娘役トップの座を空位に、というのはものすごくモヤモヤします。

空位にしたところでお芝居では誰かしら相手役を務めるわけですし、ショーだって収まりが悪いです。

だから私が宝塚から離れている間の瀬奈じゅんさんや朝夏まなとさんのヤモメにもあまり良い感情を抱けません。

まあ一作ならギリしかたないかな…と思わなくもないですが、二作以上は娘役さん好きとして許しがたい思いです。

「娘役の人事は水物」と言われますが100%男役の都合だけで振り回されるのはちょっと。しかも誰かがトップになるならともかく空位は…遣る瀬無さ過ぎます。

今私は望海さんのファンで、真彩さんのことも大好きで、この二人がトップコンビで最高に幸せです。現在の宝塚で考え得る限り最高のコンビと思っています。

でももし真彩さんが先に退団されたら、悲しいけれど…望海さんには新しい娘役さんと組んでほしいし、逆に望海さんが退団しても真彩さんが劇団に残るなら別の方と組んでほしい。

例えそうなっても私の中で「だいきほコンビ」は永遠です。奇跡的に巡り会えた最高のコンビです。

でもそれを守るために誰かを犠牲にしたくはないです。

タカラジェンヌの中でトップスターという立場になれるのはほんの一握り、誰もが目指したところで簡単になれるものではない。そんな立場を敢えて空位にしてなれる人を減らす意味がわかりません。

男役のトップの空位はないのに娘役のそれは存在する。理不尽な話です。「それが宝塚」と言われても私には納得が出来ません。

そうは言っても私が人事を決めるわけではないですから、明日海りおさんの相手役云々はただ発表を待つだけですけれど。特に誰になってほしいという希望もありません。

でもやっぱりヤモメは嫌だなぁ…。


不二子

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