平成の私
はて私にとっての「平成」って何だっけな? となるくらいスッと思い出せない蚤の脳みそ。
いやこれまでの人生で昭和より長く生きてきたのだから何かいろいろ有るだろうに。
そして最初に浮かんだのが「平成 仮面ライダー」ってどうなんだ? でももう20年目だしな、これも。ずっと観ているから愛着あります。
同僚に勧められて軽い気持ちで見始めたけれど、私の人生に無くてはならないものになりました。
子供番組と侮るなかれ。そこには子供に見せるからこその深いメッセージが込められているのです。
どんなに酷(むご)い運命でもどんなに辛い人生でも、強く生きてて行って欲しいという願いがそこにはあります。
子供の頃には分からなくてもいい。大人になった時「ああ、あれはこういう意味だったんだ」と気付いてくれればいいーーそんな姿勢で作られているのです。
昭和から平成になった時のことはよく覚えています。当時はフリーターだった時期で、私はピザ屋でピザ生地回してました(笑)。回し過ぎて天井に生地が張り付いてしまったこともあります。
確かねえ…声楽のレッスン代が高くて必死に稼いでました。場所も遠くてしんどかったなあ。養成所の先生にそのままレッスン続けないかと誘われて通ってたのですが、ちょっと辛かったなあ…。
毎日ピザ食べてた! 自分で作ったやつ。店には出さないオリジナル・ピザ作ってましたよね。
何かいろいろなものにハマってた気がするこの30年。結局、いつの間にか宝塚に戻って来てる自分にちょっと笑う。
令和の世は分かりませんけどね。でも離れてもまた戻って来るのかもしれない。その頃には誰の娘さんの舞台を観ているのやら。
宝塚でなくてもたぶん舞台は観続けると思います。誰のどんな舞台かは分かりませんが。
昭和・平成・令和…さすがにその次は生きてないと思うんだけどなあ、どうだろう?
平成の終わる今、何を望むかというと…「だいきほコンビの宝塚を出来るだけ長く観られますように」「馬場良馬くんがずっと俳優を続けますように」。後は、「家族が幸せでありますように」くらいかな!
私自身の幸せは、たぶんそれらが叶うなら私は既に幸せでしょう。
長生き願望が全くないので逆に長生きしたりして。え、やだな、それ。
不二子