仙名彩世さんご卒業
タカラヅカ・ニュースで千秋楽の仙名さんの様子を拝見しました。
ご卒業おめでとうございますーーというのが定型句ですが、何故「おめでとう」なのでしょうね? いつも不思議に思います。宝塚を退団するのってそんなにめでたいことなのです? 「卒業」という言葉を使うから「おめでとう」なのでしょうけれど。
まあご本人が「めでたい」と思っていれば「おめでとう」でいいのでしょうね。
というわけで、改めて「仙名彩世さん、ご卒業おめでとうございます」。
終わり良ければ全て良し、とも言います。仙名さんご自身が幸せならそれが一番良いのでしょう。
でもちょっとだけ、まだ未練があります。
私は仙名さんに「別格娘役」として長く活躍して欲しいと思っていました。
新人公演のカルロッタ・ゾフィー、そして本公演のマリアおばちゃん。「ポーの一族」のシーラ・ポーツネル男爵夫人…この役トップでないと付かなかったかな?
これらが仙名さんの「任」だと思うのですよね。彼女の柄と実力にハマっていた。
実力的には明日海さんの相手役として一歩も引けを取らないものがありましたが、キャラ的には…やっぱり明日海さんとは合っていなかったように感じられます。
って、今更言っても仕方ないですね。明日海さんも頼りにしていたようですし、「良かったね」で送り出すのがいいですね。
幸せそうな笑顔でした。誇らしく美しく、仙名彩世さんは宝塚を飛び立っていかれました。
また別のところで綺麗な花を咲かせるのに違いありません。これからの仙名さんのご活躍を楽しみにしております。
いつも誇らかに、美しく、胸を張って…香り咲く花でいてください。
不二子