壬生Revolution 11
「壬生義士伝」の斎藤一を観ていて、朝美絢さん随分と成長されたなぁと感じました。今「ひかりふる路」を観るとその成長っぷりが良く分かります。
サン=ジュストも良かったと思いましたが、まだまだ未熟だったのだなとビックリします。
朝美さんはいつの間にこんなに成長されたのかしら?
「ファントム」のシャンドン伯爵はキラキラ感で彩凪翔さんに負けていると感じました。アラン・シャレは私は朝美さんの方が面白いと思いましたが。
朝美さんの持ち味はキラキラではなくギラギラなのかもしれませんね。良いですね、好きですよギラギラした人。
過去雪組でトップになった方で私が好きだったのは汀夏子さん・麻実れいさん・杜けあきさん・高嶺ふぶきさん辺りですが、皆さまギラギラした個性の持ち主でした。望海さんもギラギラ仲間ですよね。
ならば朝美さんも雪組でトップになられたら素敵だと思います。
彩風さんがホンワカした雰囲気の方なので、ギラギラした朝美さんが2番手ならバランスも良し。
私は良いと思いますけどね〜?
斎藤さんの台詞「油小路だ!」が大好きです。あそこカッコいいですよね。ドスが効いてて、しかもあの美貌で言われたらたまらないです。
良い声出すようになったな〜と初見の時に感動さえしました。
斎藤一は儲け役と言えば儲け役です。大野に比べたら観客に良い感情を持ってもらえて、しかもカッコいい。お得です。
しかし誰がやっても儲け役かと言えばそういうわけではありません。役者がダメなら役も死にます。
朝美さんは見事に役を「生かした」と言えるのではないでしょうか。朝美さんの斎藤一は舞台でしっかりと生きていました。それが作品そのものの価値を高める一因となっていたのは紛れもないこと。朝美さんは役者として間違いなく階段を上っておられます。
番手や学年を全く無視すれば、最後の銀橋の歌は斎藤であるべきでした。彼が最も相応しい場面です。
凪七瑠海さんをとやかく言うわけではありません。しかし松本医師があそこで歌うのは観客として納得できません。宝塚ファンとしてなら理解しますけどね。本当…なんで凪七さんを大野にしなかったんだろう……意味わからんわ。
95期から遂に2人のトップが誕生します。朝美さんは彼女らのような厚遇は劇団からは受けられないでしょうが、どうかご自分で道を切り拓いてそこに並んでいただきたいと願います。
「トップは無理」と言われながらも見事に人気トップになった先輩がごく身近にいらっしゃるではないですか。この先ツライことが有ってもへこたれずに頑張ってください。
斎藤一、本当に素敵でした!
成長を感じるって良いですよね・不二子