窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

ネタバレな疑問 ミルヴァートンさん

『憂国のモリアーティ』の、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン、通称ミルさん。

表の顔はメディア王、裏の顔は脅迫王。めちゃくちゃ歪んだゲス野郎。

モリミュでは藤田玲さんが演じてらっしゃいます。

モリステにはまだ出てなくて、モリアニでは確か鳥海さん?だったかな? すみません声優さん詳しくなくて。でもピッタリだったな。


このミルさん、ウィリアムが本物のウィリアムと入れ替わってる事や犯罪卿の可能性までは調べあげてるんですね。

なのに、ウィリアムとシャーロックの関係にはまるで気づいていなかった。

出逢いの『ノアティック号』は完全なる偶然だし、ほんの少し話をしただけなので分からなくはない。

『二人の探偵』、列車内で起こった殺人事件を二人で解決した件は記録に全く残ってなかった?

しかし『一人の学生』の件は、シャーロックがウィリアムの勤務するダラム大学にわざわざ足を運んでいるんです。

ウィリアムやシャーロックを監視していて、これに気づかないのは間抜けすぎないかなあ?

ミルさんは二人が既知の間柄である事も、互いに特別視している事も知らなかった。

知っていたら『犯人は二人』の時、ウィリアムとシャーロックを「ウィリアム=犯罪卿」とハッキリ分かる状況で会わせなかったはず。

そうしたら彼は死なずに済んだかも知れない。


そんな事をモリミュを観ながら考えていたわけです。

藤田玲さんのミルヴァートンがまあ素晴らしいんですよ。

Op.2の時に演出の西森さんが「次ミルヴァートン出るけど誰にしようかな?」と平野良さんに訊いたところ、平野さんは即座に「藤田玲しか思いつかない」と応えたそうです。

きっと前から考えていたんでしょう。

藤田玲さんと言えば、デビュー作の『仮面ライダー555』の北崎=ドラゴンオフェノク。リアルタイムで観てましたよ。御年14歳。日仏のハーフなので、大人っぽく見えました。年齢を知ってとても驚いた覚えがあります。

そして特撮ファン的には『魔戒騎士 絶狼(ゼロ)』。『牙狼〈GARO〉』の登場人物であり、彼が主人公のシリーズもあります。

藤田玲さんの事は普段「玲ちゃん」と呼んでいるので、柚香光さんとちょっと紛らわしいですw

もし宝塚ファンの人とお話ししたら、「れいちゃん」違いで混乱しそう。


悪役から出発した彼の役者人生、悪役多いのかなぁ? あんまり知らないんですよね。ゼロこと涼邑零(すずむられい)も登場時は牙狼の命を狙っていたし(誤解が解けてからは仲間)。

ミルヴァートンは藤田玲さんの魅力全開の素晴らしさです。原作的には中ボスくらいな感じなんですが、彼が演じるとまるでラスボス。最期はその分みっともなく情けない。そういう役ですからしかたない。

そしてやっぱり最初に書いたちょっと間抜け過ぎん? という疑問に戻る。

だって玲ちゃんのミルさんだと、もっと周到そうなんですもの。

妹と話しをしていたのですが、ミルヴァートンは性格が悪すぎて本当の意味で友情や愛情、それを含む「人の情」というモノを理解できていなかったのではないかと。

いや理解できないから歪んでしまったのか。

登場しないので分かりませんが、あれで「実は愛妻家です」って言われたら絶句します。奥さんはもしかしたらいるかも知れない。どうだろう? 裏の顔を知らない女性たちにはモテはするでしょう。同じような歪んだ女性となら良好な夫婦関係が築けるのかな? 嫌な夫婦だなぁ。


ミルさん、ほんと嫌な奴なんですけど玲ちゃんのせいで好きになってしまいました。「THE 悪役」って感じ。リアルでは出会いたくないですけど。

観客としてなら実に魅力的。ウィリアム・シャーロック・ミルヴァートンの三竦みは見応えがありました。

モリステが続きをやるかは分からないけど、もしやるとしてミルヴァートンを演る人はツラいなぁ。


死んだので出番はもう有りませんが、最高に悪い藤田ミルヴァートンはきっと忘れられない。

今Op.4の見逃し配信を観ながら、これを書いていました。11日まで観られます。

12日からは千秋楽の配信。

ギリギリまで観てると思います(笑)。

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