高岩成二という神
このブログ、別に宝塚ブログではないです。望海風斗さんブログでもない。私の気の向くままに好き勝手に思いついた事を書くブログ。
高岩成二様です。
いや何が「です。」なんだ。何か言いたいだけじゃないかって感じですが、その通りです。
偶に無性に名前を呼びたくなる。高岩成二様。様です。様を付けます。
望海さんにも馬場くんにも付けない様を付けてしまう、そういう存在です。
神様ですから当然です。
とはいえ実際には「高岩さん」と呼んでいるので、やっぱり「さん」でいきます。
高岩成二(たかいわ せいじ)。1968年11月3日生まれ。JAE(ジャパン・アクション・エンタープライズ)所属。
16歳でJAE前身のJAC養成所に入所、16期生。高校と養成所を卒業後、後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)野外劇場のヒーロー・ショーに出演。7年に渡り主役のヒーローを主に演じ続ける。
「忍者戦隊カクレンジャー」のニンジャレッドでテレビ初主演。以後「電磁戦隊メガレンジャー」のメガブルーを除き戦隊・メタルヒーロー・仮面ライダーで主役のスーツアクターを演じ続ける、別名「Mr. 仮面ライダー」或いは「Mr. 平成ライダー」。
平成ライダーの「成」は成二の「成」とも言われる。現在までの平成ライダー20作品のうち「クウガ」と「響鬼」だけが高岩さんではないが、「ディケイド」時にクウガと響鬼のスーツも着用している為、実質全ての平成ライダーのスーツアクターである。
ウィキペディアっぽく書いてみました。
私がこの世で唯一「神」と崇めるお方です。馬場良馬くんだと面と向かって駄目出し出来るし、宝塚の方も昔はドキドキはしても平気だったし、望海さんはお茶会にも入出にも行かないので分かりませんがたぶん平気。
でも高岩さんだけは無理なんです。これまでに太秦映画村での撮影見学やJAEのイベントなどでお会いした事はあります。その度に口から心臓が出そうになって、緊張のあまり硬直し、手は震え言葉が音にならない。無意識に “乙女ポーズ” になってひたすら高岩さんを見つめ続ける木偶人形と化す。
高岩さんから話しかけてくださった時には、驚きと恥ずかしさのあまりに声にならない悲鳴を上げてその場から逃げ出してしまいました。誠に申し訳ない。
埼玉に住んでいた頃は実は高岩さんのご自宅のご近所だったらしいです。行くスーパーとか一緒だったみたい。
それを知ったのはこっちに戻って来てから。奥様の利恵さんやお子さん2人の顔も知ってはいたけれど、気付かないですよ〜子供の顔なんてすぐに変わるし。まあ2人共お父さんによく似てるんですけど。
もしスーパーで高岩さんに遭遇しても声なんてかけられないし、棚とかの物陰に隠れて通り過ぎるのを遠くから見守るだけで精いっぱいです。
ホント私図々しいおばちゃんなのですけど、高岩さんだけは神聖にして不可侵な存在なのです。
高岩さんの何がそんなに特別なのかって、上手く説明するのは難しい。
世間的には顔を出さない俳優さんですわな。アクションをするだけと思っている人も多いでしょうね。
まず、スタイルが良い。私たち特撮オタクは「ガワ」と呼びますが分かりやすく言うと「着ぐるみ」かしら? アレを着てなおスタイルが良く見えるというのは実はすごい事なのです。
マスク、これも私たちは面(めん)と呼びますが、面って割りと大きいのですよね。中には「仮面ライダーフォーゼ」のように頭が尖がっているデザインもある。
面を着けてなおスタイルが良く見える…本当に元がめちゃめちゃ良くないと駄目。
高岩さんはとにかく脚が長い。ライダーのガワは甲冑が重いので次第に身体がゴツく筋肉が厚くなっていったそうですが、戦隊レッドの頃はとてもスリムで怖ろしいほどスラっとしてめちゃめちゃかっこいい。
フォーゼの後半で次作「ウィザード」のデザイン画を見せられた高岩さんは、
「このデザインならスリムな方が映えるな」
と思い、10kg以上体重を減らしたそうです。当然フォーゼもやっているので、痩せた分は肉襦袢を着て更にガワを着るという…夏場に死ぬやんそれって事も平気でなさいます。
最近はさすがにお腹周りとか年齢を感じますけど、どうしても痩せる必要があると思ったらいつでも10kg20kg 平然と落とすのでしょう。そういう方です。
ウィザードの画像が出た時はあまりにスラっとしているので、高岩さんじゃないのでは? という噂が流れたほど。いやもう本当にかっこいいんですよ。
ウィザードは指輪をしているので戦いの際パンチをしません。オモチャで当然指輪も発売されるので、子供が怪我をしないようにパンチ禁止なのですね。足技メインのアクションは私的に大好物。裾が長くてそれがヒラリと舞うのがまた最高。
キャリアがあまりに長く主役歴が有り過ぎて、どの高岩さんが一番好きとか全然決められないのですが、今この瞬間だとウィザードのデザインと足技アクションが一番かなあ〜。
スタイルの良さ、アクションの秀逸さ、そしておそらく常に主役に望まれる理由は、演技力だと思います。
面を着けてガワを着て、その状態で演技が分かるの? と疑問に感じるかもしれませんが、いやいや全然違います。分かりますよ、演技力。
高岩さんの演技力はズバ抜けています。顔が見えなくても、声を出さなくても、彼の演技は伝わってきます。背中だけで、ふとした仕草だけで、役の性格や気持ちを観るものに訴えかけられるのです。
「仮面ライダー電王」の時には共演の石丸謙二郎さんが高岩さんの背中の演技に思わず泣いてしまったとよく語っておられます。
現行の「仮面ライダージオウ」は最後の平成ライダー。
おそらくこれが高岩さん最後の主役ライダーと考えています。さすがにね、後輩に道を譲っていい頃合いと私も思います。
高岩さんご自身も、ここ数年は後継の育成に力を入れてらっしゃいますし、演らせてもいいかも? という人材も何人か育ってきてはいます。
戦隊の方で10年ほどレッドを勤めた福沢博文さんは今アクション監督をされていますが、「プレイヤーを辞めたわけではないです」と太秦映画村の喫煙所で偶然ご一緒した時におっしゃっていました。
高岩さんも「生涯現役」とよくおっしゃっいます。出来ればそうであってほしいと思います。
う〜ん、なんか全然語り尽くせていないなあ…。
また、高岩さんの話を書きたくなったら、いきなり語り始めようと思います。
では!
不二子