窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

ゴッドファーザー

望海さんが「男役に必須のアイテム」として紹介した映画、世界的に有名なマーロン・ブランド、アル・パチーノの「ゴッドファーザー」。

私もたぶん観ているはずなのですよね…あまり覚えてないのですが。映画は3までありましたっけ。マーロン・ブランドが死ぬのが3の最後でしたっけ。その辺は観た記憶があります。

映画の方はことほどさようにいい加減なのですが、原作は割としっかり読んでいます。2回くらい読んだはず。

生きている間に読める本の冊数には限りがあるというのに、私は同じ作品を何度も読み返します。映画とかも割とそんなところがあります。「パイレーツ・オブ・カリビアン」は映画館で21回観ました。アクション娯楽作品が好きです。

で、「ゴッドファーザー」の原作ですが、映画ほど有名ではないですが私は好きです。面白いと思います。

主役は完全にアル・パチーノ演ずる役。すみません役名ど忘れしてます。調べればすぐに分かると思いますけど。

彼がマフィアを嫌って一般人として幸せになろうとするも結局は巻き込まれて不幸のドン底、マフィアに戻って復讐、やっぱり血の繋がりから逃れられないーーって身も蓋もない話です。映画も素晴らしいのですが、本好きとしては原作も読んで欲しいと思います。心理描写も丁寧で主人公が可哀想で、次第に悪に染まっていく…というか目覚めていく…というか本性が表に出て来るというかーーその変貌ぶりが逆に泣けます。

読書の際には是非BGMに「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を。日本茶とお煎餅より紅茶とクッキーの方が良い。コーヒーとチョコレートも良き哉。

Amazon プライム・ビデオで映画「ゴッドファーザー」配信中。まだ観てませんけど。


望海さんはたぶん原作を読んでない・不二子

寿ひずるさんの相手役

寿ひずるさんは劇団がトップにするつもりでいたのにも関わらず、2番手で結婚退団してしまった方です。

発表があった時は宝塚全体に衝撃が走りました。峰さを理さん・大地真央さんと共に御曹司的に扱われ続け、トップは確定している人がまさかここで退団なんて…あり得ない選択だと誰もが思ったのです。

ただ若干病弱な面もあり休演も多かったので、激務と言われるトップを辞退したのは頷ける部分もあったのは事実です。

私が知っているだけでも3回は休演しているはず。他に部分休演もありました。

子供の頃の怪我がもとで腰が悪かったのも大きかったように思います。

休演が発表されるたびファンは「またか…」と溜め息を吐いていました。

それでも寿さんはとても人気があり、多くの人がトップを待ち望んでいた存在だったのです。

配属は星組でしたがすぐに花組に組替え。後に雪組、そしてトップになる為に花組に組替えした矢先に退団発表。愛称はイーちゃん。

実は私が初めてファンクラブに入ったスターさんがこの寿ひずるさんなのです。

当時、寿さんは研5。まだまだ若手です。青田買いなんて言葉すら知らない子供でした。ただただ寿さんが大好きだった。そんな子供だったのです。

歌の上手い寿さんは何枚もレコード(CDなんて影も形もない時代)を出してらっしゃいまして、それらを聴いてもう寿さんに夢中になりました。お顔も大好きでした。

お茶会にも行きましたよ。今のようなお茶会バブルの時代とは違いますから、寿さんのような若手時代からトップを約束されているような方でも若手だと南口会館(まだ有ります?)とかの一室でした。(汀夏子さんだけはその当時でも2000人いたと聞きましたが、何処でお茶会やっていたんでしょうね?)

小学生の姉妹は参加者の中でも珍しく、浮いてたというべきか分かりませんが、寿さんにはとても優しくかまってもらえました。子供って得ですよね〜。後に聞いたところによると寿さんは割と機嫌の良し悪しが激しく、イライラするとスタッフさんに八つ当たりする面があったそうなのですが、私たちにはそんな面を見せることは一度として無く、常に「優しいお姉さん」でした。

だからまあ退団はショックでした。でも結婚と言われたら納得するしかないし、身体が弱いことは知っていましたしね…。


劇団はトップにするつもりでしたし、実際そう動いていました。

で、ふと考えるのです。あのまま寿さんがトップになっていたら相手役は誰だったの?と。

当時の花組の娘役トップは若葉ひろみさん。若葉さんは元男役で、「紅はこべ」の新人公演では寿さんと若葉さんはパーシーとショーヴランでした。

若葉さんは寿さん退団後、高汐巴さん(寿さんが退団していなければ雪組でトップだったでしょう)とコンビになります。だから普通に寿さんとコンビになっていたのかなあ?

寿さんが雪組で2番手をしていた頃、劇団は北原遙子さんを将来の相手役にするつもりだったみたいです。

北原遙子さんは日航機墜落事故の犠牲者としてある意味有名ですが、そりゃあもう美しい方でした。「美人の期」67期の中でも飛び切りの美女。最初男役でしたがすぐに娘役に転向。器械体操をやっていたので身体が柔らかく初舞台ロケットでもソロをもらっていました。

見た目の美しさなら寿さんと大変お似合いだったと思います。しかし…北原さんはお歌が全然ダメだったのですね。それが寿さん(まだトップになるつもりだった頃)には不満な様子でした。歌の得意な寿さんと歌の苦手な北原さん…ちょっと厳しかったかも。

その逆が草笛雅子さん。お歌の素晴らしい娘役さん。でも見た目がちょっと…なんというか学年の割に老けてらしたというか、その辺があまりお気に召さなかったようで。「ジャワの踊り子」では恋人同士の役でしたが。

これらの話は会のお姉さん方から聞いた話で、別に寿さんから直接聞いたことではないので本当かどうかは分かりません。が、たぶん本当ではないかなあ。当時は理解出来なかったけど今ならなんとなく分かるような気がします。

北原さんの容姿で草笛さんの歌なら完璧だったのになあ…。

寿さんが花組トップで高汐さんが雪組トップ…平みちさんはどうなっていたかなあ。大浦みずきさんは何処でトップになっていたかしら。

まあ、遠い昔の有りえなかった夢の話です。懐かしいけれど少し虚しい物語。

寿さん退団後8年経ったある日、東京某所で寿さん一家とバッタリお逢いしました。寿さん私のこと覚えてくださっていました。旦那さんとお子さんを紹介していただきました。

あの幸せそうな一家がその後あんなことになるなんてね…。

これもまた遠い遠い昔話です。


パラレルワールドに行きたい不二子

おまけ。寿さん研4のお歌。


寿ひずる 「ばらベルサイユ」(「ベルサイユのばら」より)

真風さんは可愛い

真風涼帆さん、背がとても高くスタイル良し。ちょっと長めのお顔も男役にピッタリ。声も男役っぽい。とにかく男役の要素を詰め込んだような「ザ・男役」。

ちゃんと見ているわけではない私なんぞに語られたくはないでしょうけれど、遠くから拝見していて真風さんは素敵だなぁと思っております。

あまりに男役なので、今は考えたくはない話ではありますがーー宝塚を退団されたらどうされるのか想像がつきません。

望海さんはね、想像出来るんです。結婚も有りだし、舞台女優になっても香寿たつきさん路線でいける。全然心配してない。

しかし…真風さんは想像出来ない。女優さん????? タレント????? いや全然イメージが湧かない。

案外すんなりご結婚なら分かります。かつての星組トップスター麻路さきさんのように退団即ご結婚。しかもえらいお金持ちの男性と。麻路さんの時はそれはもう驚きましたが、同時に納得もしました。麻路さんも女優って感じではなかったですから。今はブラジルと日本を行ったり来たりなさってますよね。偶にOG公演に出たり。

しかし同じように「ザ・男役」だった麻実れいさんは見事な女優さんになっていらっしゃる。これまた驚きでした。まさかね〜麻実さんが女優さんになるとはね〜。しかも演劇の賞という賞を総ナメですよ。大女優です。その上幸せなご結婚までされている。羨ましい人生です。

真風さんはどちらになるのか、はたまた第3の選択か。

真風さんはですね、私から見るととても可愛らしい女性です。何を知っているわけではないけれど何か可愛い。見た目は男性っぽくても中身は「女の子」だなぁと感じます。舞台は「ザ・男役」ですけど、男を演じている時以外の真風さんのちょっとした口調や動きに可愛らしさを感じます。

男っぽいとか女性らしいとかってのも主観でしかないし、そんな区別する必要あるかな?とも思いますが、その主観で言うと真風さんは女性らしい方なのかな?と感じるのです。

割とその辺は望海さんと同じで、中身はいつまでも「宝塚ファンの女の子」な部分をずっとお持ちなのかしらと。

真風さんのような如何にも男役な容姿は貴重なので、なるべく長くトップでいて欲しいと思うのですが、これまた望海さんと同じく2番手が93期というそんなに待たせられない存在が。しかも宙組2番手芹香斗亜さんはもうずいぶん2番手をなさっている。

う〜ん、でももったいないです真風さんをそんなに早く退団させるのは。そうそういませんよ、こんな容姿を持ったスターさんは。

実力的には…特に何が出来るというわけではないようですが……いやでもやっぱりもったいない。

宝塚の男役以外の真風さんがホント想像出来ない。

でもとても可愛らしい女性だから案外すんなり女性に戻るのかもしれない。

ファンの方はどのように考えてらっしゃるのかしら?

結婚なんて本当はしてもしなくても別にかまいはしないですけどね。ただ幸せにはなっていただきたいじゃないですか。

ものすごく自分勝手な願望を申しますと、望海さんには宝塚退団後、お金持ちの素敵な男性と即結婚、女の子を産んでしばらくしたら香寿たつきさん路線で舞台に復帰。十数年後娘さんが宝塚入学ーーってのが最高だなぁと思っております。めちゃめちゃ勝手な願望ですけどね。

真風さんはどうだろう…。ご本人の御心が分からないから何とも言えませんが、何か将来の展望をお考えなのかな。それとも今は宝塚の舞台のことしか考えられないって感じかな。

宝塚の方のその後とか考えると「アスリートと似ているな」と感じます。アスリートも選手生命って短い。どんなに優れた選手でも現役でいられる期間は短い。長くても40代が限界です。宝塚の場合「専科」という手もありますけどね。殆どのスターさんは全盛期に辞めていく。

「散り際の美」こそが宝塚のスターの定め。でも一度散ったからと言って二度と咲かないわけではない。その後の人生も花を咲かせて欲しい。

どんな道を選ぶにしろ、真風さんには幸せになっていただきたいと思う今日この頃です。


吉田沙保里さんも可愛いと思う不二子