窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

再演希望?シリーズ8

「ディーン」-ジェームス・ディーンの生涯より-

これは望海さんでの再演希望ではありません、はい。

いや無理でしょ、さすがにこれは。キャラ的にも学年的にも。初演の大地真央さんで研9でしたもの。再演の安寿ミラさんが研12、再々演の絵麻緒ゆうさんが研11。大地さんより上級生の時とはいえやはり若い。

明日海りおさんなら今でもイケるかもしれないけど…うん。

やっぱり下級生の男役さんに演じていただきたく思います。


私は初演しか観ていないのですが、ジェームズ・ディーン役の大地真央さんが本当に素敵でした。

大地さんは陽気な華やかさを持つ優れたコメディエンヌですが、実は陰の魅力もすごいと思うのです。

「マリウス」「春愁の記」「天明ふぁんたじい」「あしびきの山の雫に」「ガイズ&ドールズ」「二都物語」…そして「ディーン」。どれも大地さんの陰の魅力に惹きつけられます。

私が大地さんの陰の気に魅せられた最初が「ディーン」。ジミーは最初から最後まで明るい人ではないのだけれど、その影を背負った雰囲気がたまらなく愛おしい。何より惹かれたのは、恋人ピア・アンジェリが母親の決めた男と結婚する時の、フェンスにしがみついてピアのウェディングドレス姿を見つめる「後ろ姿」。

「背中で語る」とよく言うじゃないですか。特にスーツの時の男役さん。タカスペ2018でも望海さんがその話をされてました。ジミーはスーツではなくブルゾンですが。

フェンスを血が滲みそうなほど握り締める指、ピアへの愛と絶望を語る背。

切なくて悲しくて、胸が締めつけられました。痛い、胸が痛い。切なさで胸がギューッと痛むことを、私はこの時初めて知ったのかもしれない。

そしてラスト。パーティ用の正装、笑顔なのに笑顔ではない何か…死の翳だろうか…を滲ませ、「それじゃあ、また」。響くクラッシュ音。

大地さんのクリアなのにハスキーな声が頗るハマってました。

「天明ふぁんたじい」では斬首の刑を受ける瞬間、「二都物語」では愛するルーシーの為にチャールズの身代わりになることを決心する瞬間。

死の翳りを見せる時の大地さんから発せられる暗い、しかし強烈なオーラ。途轍もなく美しいのです。

偶に大地さんを「歌えない・踊れない・芝居できない」と評する人もいますが、私はそんなことはないと思います。スター性だけであんなに人気にはならない。

私は大好きでした、大地真央さん。

因みにジェームズ・ディーンの主演映画「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」はそれぞれ一回ずつ観ました。


で、誰で再演すればいいでしょうかねえ? こういう時、全組観ていない私は困ります。

出来れば下級生が良いけれど…雪組だと朝美絢さん・永久輝せあさん・綾さん? 縣千さんはちょっと違う…。もっと下級生?

他組は…聖乃あすかさん?…マダム過ぎるか。暁さんはいけそう? 風間さんは違うかなあ。天華さん? 極美さん? 宙組は全然思いつかない…。

再演希望と言いつつ再演して欲しい生徒さんが浮かばないとは是如何に。

いつかピッタリな方が現れた時に、再演お願いしますね。

ポルシェスパイダーの女S・不二子

炎の妖精

汀夏子さん。母が大ファンだったのです。私や妹たちももちろん好きでしたが、母が一番ファンでした。会に入ったりはしませんでしたが、一度だけお稽古の出に出くわしてその時にサインをしてくださいました。今では考えられないくらい大らかな時代でした。

当時の私は全然子供だったので上手い下手など分からず、自分が好きかどうかだけで全てを測っていました。きっと汀さんは上手かったんでしょうね。ずっと首席だったそうですし。まあ首席の人が全部上手いってわけでもないと今なら分かりますが。

近所に母の知り合いがママさんをやっている喫茶店があるのですが、そのママさんは汀夏子さんの初舞台も観ているそうです。ママさん曰く「あの人はすごかったよー!」とのこと。堂々としたものだったそうです。

そういえば汀さんの経歴ってどうだっけと思い、調べてみました。


1964年、50期首席入団。

1965年、雪組配属。初舞台からわずか10か月後に『港に浮いた青いトランク』で準主役に抜擢。

1968年、『一寸法師』で初主演。

1970年、『バレアナの微笑み』で主演。1年上級生の郷ちぐさと共に雪組トップスターとなる。

1972年、郷の退団に伴い雪組トップスター単独就任。


研6でWトップ、研8で単独トップ。研1での準主役というのも凄すぎてもう意味が分からないです。

何かの折に汀さんが「ラインダンスは初舞台でしかしたことがない」「あんなに早く出世したくなかった」「ゆっくり同期と切磋琢磨しながら宝塚生活の思い出を作っていきたかった」とおっしゃっているのを聞いた覚えがあります。

スターになれなかった人にしてみれば贅沢な悩みかもしれませんが、本人にとってはつらいことも多かったのではないかと推察します。

汀夏子さんといえば「炎の妖精」と渾名されたほど熱い方でしたが、内心はいろいろ思うところがあったのかもしれないですね。

身長はたぶん162〜3cmじゃないかしら? 小学生で160cm近くあった私よりちょっとだけ高い感じでした。それでも172cmの麻実れいさんに一切見劣りしていなかったのは本当にすごいと思います。放出する熱量がハンパなかったです。

今の時代に汀さんに匹敵する人はいないですねえ。比較的熱いイメージのある紅さんや望海さんも、汀さんに比べたら全然スマートです。

男役に命を懸けて、全てを捧げた人。それが良いか悪いかは分かりません。宝塚を退団した後の人生も大切だとは思いますしね。けれど幸不幸は他人が決めることではありません。本人がそれで納得しているなら外野がとやかく言うべきではない。

私のような庶民平民一般人には分からないことだらけなのでしょう…きっと。

汀さんを初めて観たのはテレビでの「ベルサイユのばら」。生で観たのは「星影の人」。レコードで「白鷺の詩」「ムッシュ・パピヨン」を聴きました。

相手役は摩耶明美さん以降はハッキリとはしていません。一応東千晃さんに決定したはずがそうとも言えず…。

以下覚えている限りで書きます。


1975年

『ベルサイユのばら』オスカル。相手役・麻実れい。

1976年

『白鷺の詩』橘光信。相手役・高宮沙千。

『ムッシュ・パピヨン』カルロス。相手役・麗美花。

『星影の人』沖田総司。相手役・高宮沙千。

『Non、Non、Non』ナイーブ。相手役・高宮沙千。

1977年

『鶯歌春』趙永徳。相手役・東千晃。

『あかねさす紫の花』大海人皇子。相手役・東千晃。

1978年

『風と共に去りぬ』スカーレット。相手役・麻実れい。

『丘の上のジョニー』ジョニー。相手役・城月美穂。

1979年

『春風の招待』ギスターブ、ジョルジュ。相手役・麻実れい、東千晃。

『朝霧に消えた人』立花尚二郎。相手役・上原まり。

1980年

『去りゆきし君がために』ジュリオ。相手役・花鳥いつき。


今ほどトップ・コンビがハッキリしていなかったと思うので不思議はないのかもしれないですが、なんか落ち着かなかったです。

麻実れいさんとの男役同士のコンビが売りなところがあったように覚えています。

「春風の招待」では汀さんがちょっとヤクザな男で麻実さんがお嬢様の役、2人とも二役でしたが麻実さんのおっとりとしたところが意外に可愛くてお似合いでした。

私は男役さんと娘役さんのトップ・コンビがハッキリしている方が好きですけどね。

望海さんが汀さんのビデオを見ているのは劇団の記録用とかなのかしら? 生徒さんの特権ですね!

望海さんの「グラナダ」をショーの一場面で観てみたいです。どこまで熱く魅せてくださるかなあ?


炎の妖怪・不二子

DEVIL MAY CRY

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サンプル画像だけでポチッてしまいました。

だって〜私馬場良馬くんのファンなんだもん〜。

「20世紀号に乗って」の為には上京したのに、これは無視してしまった…若干の罪悪感。馬場くんゴメン。

事務所のHPやトキエンタチャンネル、Twitterは時々チェックしているんだけど…なんか最近馬場くんあまり仕事してない? 事務所に干されてる?

心配だなぁ…あの子に役者以外の何が出来るというのだろう?

馬場くんは法学部法律学科卒ですが、卒業後すぐに事務所に所属して俳優になってしまったのでちゃんと就職したことないんですよね。バイト経験はあるけど。

社長と喧嘩かなんかしたみたいな話も聞いたけど…大丈夫かなあ (´;ω;`)

はあ…心配。

私は別に馬場くんが結婚しても子供出来てもかまわないんです。俳優を続けてくれさえすれば。

望海さんに夢中で馬場くんほったからしにしてたから今こんな不安に?

あああああ…。

どうしよう、どんどん不安になっていく。

あ。

今調べたら一応ちゃんと仕事してた。

でもなあ…う〜ん。

マネージャー! 呂さん! もっと良い仕事取って来て?

「仕事に良いも悪いも、上も下もありません」とか、私言わないから! 良い悪いあるし! 上も下もあるから!

なれるものなら私がマネージャーになりたいわ!

望海さん退団したら、やっぱり馬場くんに戻ろうかなあ…。


揺れる不二子