窓の外から猫の声🐈🐈🐈

2.5次元とか特撮とか。漫画や小説。平野良と望海風斗。

ガチ恋はヤバい

スッカリご無沙汰な若手俳優界隈。妹から聞いて「あら、まあ」となったつい最近の話。

廣瀬智紀くんと元AKBの川栄李奈さんのデキ婚。う〜ん、ファンはショックだろうなあ。川栄さんの方は私には分かりませんが、廣瀬くんのファンはおそらく「ガチ恋」ファンが多かっただろうと思います。

私自身は廣瀬くんは舞台「弱虫ペダル」を一度観劇しただけで、後は映像で何度か拝見しただけのファンでもなんでもない外野なのですが。

その「弱虫ペダル」での役が『巻島裕介』で、これ実は馬場良馬くんの代わりにキャスティングされた役なんですよね。最初の巻島だけ馬場くんで、その後は戦隊の撮影が忙しくて出られないのでキャスト変更になったのです。

ドラマ化された時にはまた馬場くんに戻ったという…なんかちょっと廣瀬くんに申し訳ない感じだったのです。そんなこともあって少し気にはしてた男優さんでした。

ちょっとだけね、涼風真世さんに似てるな〜とか思ってました。特に好みってわけでもなかったのでそれだけでしたけど。

「わたしのホストちゃん」ではよくNo.1になっていたそうで、それはつまりそれだけお金を出すガチファンが多いということ。味方に付ければ強いけど…敵に回すと怖い。それが「ガチ恋ファン」。

こういう話が出るたび「自分が結婚出来るとでも思っていたのか」と嘲る人がいるのですが、それは違うと思います。本気で付き合えるとか結婚出来るなんて思っている人は殆どいません。そこまで馬鹿じゃない。

でも想いは本物なのです。恋とは少し違うのだけれど、強い想いは間違いなく本物。それを嘲る権利は誰にもないのです。

私だってうんと若ければそうだったかもしれない。さすがにおばちゃん過ぎて見る目がオカンですが、これはこれで今度は「姑」になります。

私は馬場良馬くんには結婚して欲しいし子供好きなの知っているので子供が持てるといいね…と思っていますが、相手が「えーっ、こんな女と⁉︎」って人じゃなければいいなあ…と一応心配はしています。まあ私の好みなんか関係ないんですけど。

宝塚のファンだと、結婚してくれた方が安心する心理ってありません? そこは男役さんでもやっぱり女性なので異性への感情とはちょっと違う。

私は望海さんにも宝塚を退団したら結婚して欲しいですよ。早々に結婚して女の子産んで、それから香寿たつきさんポジションで舞台復帰してくれたら最高。そして娘さんも宝塚に…。

望海さんはトップになったし、夢も次々と叶えてらっしゃる。退団する頃には満足しておられると勝手に思っております。こちらも充分に満たされて送り出せるのではないかしら?

望海さんは私よりずっと年下だけど、私は望海さんを尊敬しています。舞台もだし、スカステなどで垣間見えるお人柄にも。だから全ての幸福を手に入れていただきたい。まあ、やっぱり変な男と結婚って言われたら…ちょっと凹むかな。騙されてない?ってなるかも。

廣瀬くんの「ガチ恋ファンがヤバい」というのはファンがヤバいではなく、ファンの心がヤバいのではという心配なのです。廣瀬くんはそういうファンを作るような活動をしてきた人ですから。

今回この発表があった一週間後に最低1万5000円のチェキ・イベントが催されるのだとか。本を5冊買うとチェキが撮れるらしいのですが、その本が3000円。×5冊で1万5000円。

え…私、買いませんよ。馬場くんがその値段で写真集とか出したとしても。一冊は買いますけど5冊はねぇ…。望海さんの写真集も一冊しか買ってないし。

でも買ってくれるファンもいるわけですよ! 有り難い話じゃないですか!

廣瀬くんの本を5冊、もしかしたら10冊とか買ってしまったファンの方は今茫然としてらっしゃるのではないでしょうか。

せめてイベントの後に発表ではダメだったのかしら。それともファンがみんな祝福してくれるとかおめでたいことを考えて…るかもしれない、廣瀬くん天然さんらしいし。

まあ、まあ、まあ、廣瀬くんと彼のファンについてはなるようにしかならないですね。私が心配することでもないか!

心の傷は完全に消えることはないけれど、傷痕を残しながらも痛みは薄れていくものです。ファンの方がこれを乗り越えていかれることを願います。

私もいつかいろいろ乗り越えていかねばならない日が来ます。頑張ろうっと!!


豆腐メンタルな不二子

今更ながら

「ひかりふる路」を見返していました。良く出来てる作品だと思うんです、これ。もちろん曲の良さが大半ではあるのですけども。

外部の方に作曲を依頼するのは座付き作曲家がいることを考えるとちょっと情けないですが、より良い物を作れるのなら致し方なしかと。その辺は座付きの方々に猛省を促したいところです。

「歌入り芝居」が普段の宝塚ですよね。昔からずっと思っていました。

大地真央さんの「ガイズ&ドールズ」の時かな? 生徒さんたちが「ミュージカルが出来て嬉しい」と口々におっしゃっていたのです。まだまだ若かった私は「普段『歌劇』をやっているはずなのに??」と不思議でした。生徒さんたちも自分たちがいつもやっているのは「歌入り芝居ときどきダンス」だと思っているということですよね。

「ひかりふる路」以前にも作曲を外部に完全に任せた作品はあったと聞いています。「太陽王」とかそうなのかな? 録画DVDはあるけど未見です。その前に「ネバー・セイ・グッバイ」があるんでしたっけ。これはDVDも持っていません。

私見ではありますが、「ひかりふる路」は立派にミュージカル作品になっていたと思います。音楽を基調に物語が進み、流れるように場面が変化していく。出来不出来はともかくちゃんとミュージカルしていました。そういう意味では望海さん真彩さんのお披露目として相応しい。

ストーリー的にはつらい展開だったけれど私は好きですよ、この作品。とにかく歌が素晴らしいし、望海さんのいろんな面が見られました。それにこの作品があったから「ファントム」の成功が確実なものとなったのではないかと考えます。

次の「凱旋門」は轟さん特出という嬉しくない事態ではありましたが、実は嫌いではありません。暗い作品だから好きとか嫌いとかではなく、良い作品かどうかで判断しています。「凱旋門」は良い作品だったと思います。真彩さんが轟さんの相手役であることが一番つらい事なのであまり見返しはしませんが…。

作品は好きだけど、やっぱり轟さんの特出は嫌だったなあ…。轟さん自体は嫌いではないですが。

「凱旋門」は良い曲ばかりですが、「歌入り芝居」の域を超えてはいません。もちろんそれが悪いと言っているのではないです。

いろんな作品があって良いと思います。大劇場ではないですが、確かストレート・プレイもやったことがありますよね? タイトルを忘れましたが麻路さきさんと白城あやかさんの…和宮の話かな。春日野八千代さんと榛名由梨さんの「花供養」も歌はなかったと聞いた気がします。

いつもそれでは嫌ですが、たまにあってもいいかもしれません。その代わりバリバリのミュージカルもやる。宝塚にはそういう柔軟性があるのだと思います。

ただ「ミュージカル=海外ミュージカル」という構図はいい加減捨てた方がよろしいかと。もう105年もやっている劇団なのですから自前で何とかしましょうよ。

振付師も最近は外部の方を起用するのが当たり前のようになっていますが、少しは恥じていただきたい。使うなと言っているのではありません。座付の先生方にもっと奮起して欲しいのです。

スタッフが優秀でなければ生徒がいくら頑張っても素晴らしい舞台は作れないのです。宝塚ファンは優しい(?)からどんな駄作でも通ってくれますが、それにも限界があるというもの。

生田先生だって本当は自前で賄いたいのでは? 彼はなかなかに野心的というか実験的なことをしたがる方とお見受けします。「ひかりふる路」も彼の実験の一つではないかしら。「CASANVA」もそう。成功か失敗かは観た人の判断に任せるとして、彼がやろうとしていることは賞賛に値すると私は思います。

生田先生がやりたいと言っておられた「望海風斗で虹色のコメディを」、実現することを祈っております。


外部の初ミュは「ラ・マンチャの男」の不二子

戦隊物出身という呼び方

他の方のブログで拝見したのですがコメント欄が無くて、仕方なく自分のブログに書きます。

浦井健治さんを「戦隊物出身」と書かれていたのですが、彼は戦隊出身ではありません。

彼のデビュー作は「仮面ライダークウガ」のラスボス、「ン・ダグバ・ゼバ(人間体)」です。

まだ18か19歳くらいの時です。無垢な笑顔でだからこそ恐ろしいというキャラクターにピッタリでした。

その後いつのまにかミュージカル俳優さんになっていて驚いた覚えがあります。


特撮に出演したーーとりわけそれがデビュー作である場合ーーよく「戦隊物出身」と呼ばれることがありますが、ライダーも戦隊もウルトラも一緒くたにされるのは特撮ファンにしてみればとても腹立たしい。

違うんですよ! 全然!

撮影の仕方にも違いがあるし、求められる演技も違います。見せ方だって全然違う。一緒にしないでいただきたい。スーツアクターさんも「戦隊の演技とライダーの演技は全然違う」と言っています。

ライダーと戦隊は同じ東映で控え室で一緒になることもあるのでキャスト同士は仲良くなったりはします。同志的親近感はあると思います。

いや、分かりますよ? 特撮に興味のない人からすれば一緒だと言うのは。

でも私は特撮ファンなのでこだわります。こだわってこそのオタクではないですか!


話は変わりますが、宝塚出身で特撮に出演した女優さんもいらっしゃいます。

古いところでは「電子戦隊デンジマン」に敵幹部ケラー役で元雪組の娘役・湖条千秋さん(元星組トップ娘役の湖条れいかさんのお姉さん)がレギュラー出演していました。

湖条さん目当てで毎回ではないですが番組を観ていました。でも見事に湖条さんの記憶しかありません。

近いところ…と思ったけどもう10年以上経っていてビックリですが、「侍戦隊シンケンジャー」に元宙組トップ娘役の紫城るいさんがゲスト出演していました。紫城さんは「特命戦隊ゴーバスターズ」にもゲスト出演。スタッフに誰か紫城さんのファンがいたのかしら?


ライダー出身は人気俳優が出るけど戦隊出身はパッとしないーー長らくそう言われてきました。そのジンクスを破ったのが「シンケンジャー」の松坂桃李さんです。

その後は千葉雄大さんや山田裕貴さんなどテレビで活躍する人が出てくるようになりました。


浦井健治さん以外にも現在ミュージカルで活躍している俳優さんで特撮出演経験のある人は何人かいます。

加藤和樹さんは「仮面ライダーカブト」の仮面ライダードレイクだし、古川雄大さんも「仮面ライダー電王」の映画で仮面ライダーG電王として変身しています。村井良大さんは「仮面ライダーディケイド」の仮面ライダークウガ。

テニミュ出身か特撮出身か、はたまたそのハイブリッドか。今のミュージカル界を引っ張っている中にはとても多いのです。

歌唱力は音大出身や声楽を学んできた人にはなかなか敵いませんが、その代わり彼らは「カッコいい」。両方を持ち合わせている俳優さんはなかなかいません。だからこそWキャストに意味もある。どちらかお好みをどうぞというわけです。

でもそのうち両方を兼ね備えた俳優さんが出て来るんじゃないかなぁ。そんな気がします。

音大出かテニミュ出か戦隊出かライダー出かは分かりませんが。そんな日が来るのが楽しみです。


美しいものが嫌いな人がいて?・不二子