望海さんを観る為に帰ってきた
「望海さんを観る為に宝塚に戻ってきた」
前回そう申しました。
そうなのです。私ずいぶん長く宝塚を離れていたのですが、落とし穴は何処に空いているか分からぬもの。
ルリルリと浮かれポンチに歩いていたら、突然足もとがパカっとね、声を発する暇もなく…は言い過ぎかな悲鳴くらいはあげた…望海風斗さんに落ちました。
私はずっと宝塚を離れて特撮(変身前の若手俳優よりスーツアクターさんが好き)界隈を回遊していたのですが、嫁に行った方の妹が旦那が宝塚に興味を持ちスカイステージに加入した事で「若い頃ほどではないけどそこそこ宝塚観るよ」勢になっておりまして。
むしろ義弟の方が熱心なのかな? ファン成り立てって一番楽しい時期ですものね。
またこの義弟がマメな人で。
とにかく録画しまくり、Blu-ray ディスクに焼いてはタイトルの印字・組毎に整理、そして我が家の分と次々寄越してくる。
自転車でひょいと来られる近さなので、どんどん溜まっていく。
全然宝塚に興味なくて放っておいて数年…ふと。
「そういえば戦国BASARA 宝塚でやってたよな」
突然思い出し探してみたらあった、ありました。やっぱり。
ゲームはそんなにしないけど、これは私のような不器用者にも出来る親切設計なゲーム。
私の好きなキャラは「猿飛佐助(CV 子安武人)」。
はい、この時点で運命は決まっていた〜!
蘭寿とむさんは存じてました。
私が最後に見た「その辺歩いてるジェンヌさん」だったんです。
史上最高倍率の期の首席の人としても覚えてましたし。
後は高翔さんかな…見覚えあったのは。
作品としての評価はともかく(え?)。
「さ、佐助がめっちゃ佐助! 佐助そのもの!」
ビックリしたなあもう!
誰かさっぱり分からないけど、佐助いいよ、佐助素晴らしい、佐助ー❗️
後は謙信様もなかなかに謙信様だな!
かすがちゃんさすがに胸元はゲーム通りにはいかないな、宝塚だからしかたなし!
そんなことより佐助だ佐助、猿飛佐助❗️ 最高だなこの佐助❗️
とはいえ、この時はそれ以上追求することなく終わりました。
佐助には惚れたけど、別に宝塚に興味が戻ったわけじゃないし、と何回も見返すなどということもなく記憶の片隅にポイっと放り込んだまま。
事態は次の局面を待つこととなりました。
やがて訪れた次の局面、それは。
「ルパンⅢ世」
最初聞いた時はおそらく多くの人々と同じく「はああ⁈」でした。
宝塚でルパンⅢ世。
ものすごいパワー・ワードです。しかし私もかつてはズブズブの宝塚ファンだった身、これは有り得ない範疇ではないと判断しました。
だからって即「観たい!」とはなりません。別にルパンⅢ世のファンでもないし。
観劇後にうちに寄った妹夫婦にプログラムを見せられても「ふ〜ん」程度。
しかし何故だか時間が経つにつれ気になってくる。そう、ルパンが。
ルパンはルパンでも私は本家本元のアルセーヌ・ルパンの方が好き(後にアルセーヌの方も宝塚でやってた事を知る)、III世の方はねえ…と思いつつ何かが引っかかる。はてこれは?
しかしスカイステージで放送するのはまだまだ先。観る術はDVD📀を買うしかない。私に言わせればDVDという救済が有るだけ進化、私のファン時代にそんな物なかったわ。
いや嘘、ビデオが発売され始めた頃だった、私何本か買った…同居してた友人ん家に置いてきたけど。
ファンでもないのにDVD買うとか無いわ〜と己れを諫めつつ時折りAmazon さんの当該ページを眺める。
この時ポチッとしてなければ今私はこんなブログを書いてなかったでしょう。
ポチッとしちゃったんですね要するに。手が滑っちゃったんでしょうか? もはや思い出せもしないですが。
観ました。
観ながら「あら、意外と面白い」などと謎の上から目線。
銀橋を渡りながら歌うカリオストロ伯爵に何やら既視感。なんだろう。しかし、なんだな、
「カリオストロ伯爵の人、歌上手いなあ…」
でも、どうしてだ、なんかこの人に見覚えが…
「あーーーー❗️ さ、佐助やん❗️ この人猿飛佐助の人やん❗️」
やっと繋がりました。
猿飛佐助=カリオストロ伯爵。
運命の歯車が軋みを上げて回り始めました。
望海さんを生で観たのは「ドン・ジュアン」です。
それまではひたすら家にあるBlu-ray ディスクを漁りまくる日々。
その辺の顛末はまた今度。
チャオ!(仮面ライダービルドのマスターの感じで…って誰だって話だよ)
不二子(あ、峰不二子から取ってません)